千貫峠 | Hi-ROAD

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道を走り続ける者の記録。

数坂隧道と栗生トンネルを後にして次に向かったところは。

背嶺峠、背嶺トンネル。

ここもトンネルができる以前の道があり、意外と長い。



トンネルはこのような感じ。

地図に旧道や旧道の跡らしきものは書かれていない。




峠にいくつか名前があるのか年代で呼び方が変わるのか、旧版地図では花咲峠というトンネルができる前の道があった。

実際現地に行ってみると「背嶺峠」でもなく「花咲峠」でもない名前が書いてあった。



例によってざっくりと峠道を書いてみる。

昭和64年の地図にはトンネルが記されているのでそれ以前の道ということになる。




東側の方が入り込みやすかったのでそちらから。

入口はこのような感じ。




車を止めて歩いてゆくと、お地蔵さまに出会う。

お地蔵さまが出てくるということはかつて人々が歩いた道に間違いない。

そしてそこには「千貫峠」と記されていた。



最初はしっかりしていた道も小さな川が現れると様子が変わった。

この川が道そのものになり、川の中を歩くか、笹やとげとげした植物を手で交わしながら水のないところを歩くしかなくなる。



ところによって川は深く削られていてこんな感じに。

川の横に歩くところがあるじゃないか、と思うかもしれませんが。。

この辺りは枝にとげのある植物がたくさんあって、足にまとわりついてはチクチクし、手に触れてはチクチクしていました。



川がそれてゆき、川の道が終わるとちょっとした広場に出た。

広場からは道が2本。

こっちの道と、、




こっちの道。

さてどちらへ行くか。

夕方に近くなりこの辺りはすでに太陽は山に遮られ始めている。

引き返す時間も近く2本ともというわけにはいかなそうだ。

選んだのはこっちの道。



きっと夏になると草ぼーぼーで歩きにくいのだろうな。。

なんの目印もなく、石仏もなく、ただ歩けそうな道が続いている。

道幅も狭いわけではない。車1台なら走れそうだ。

まあ、ここまで入ってくることはできないけど。



また広場に出た。

ススキが大量に枯れている。



そして再び道は2つに分かれた。。。

ぐっと狭くなり山道という感じのこの道。



こちらは轍がある。

車が入ってこれるのだろうか??




残念ながらここでタイムアップ。

全体的にこの峠道は長く、どのくらい頂上には近づいているかわかりにくい、この先迷いながら進むとなると日が落ちてしまう。

ここは登山道になっているらしく逆側には案内の看板などがあった。