訪問日2015年6月23日
夕方から雨の予報。
この時点で雨はまだ降っていないが雷がなっている。
神奈川県、津久井湖周辺の県道515号線。
皆さんはもうこの先を知っているはずです。
有名なところ。
廃道一歩手前の姿。
周辺の民家のためにはこの1本の道が便利な移動路となっている。
ここは三井(地名)のゲート。
この先にある名手(地名)へと続く道。
ここを通らないとなると湖を少しぐるっと周る事になる。
時間にすると30分はロスをするだろう。
カメラはとても不思議でおかしな道具だ。
うっそうとしていて薄暗く、車から出るのも少しためらうようなこの場所も、明るく撮れてしまう。
夕暮れのこの場所はこんなに爽やかな場所ではない。
すれ違うことは不可能。
向こうの名手側から車が来ないことを祈るのみ。
来たらどちらかが長い距離バックをすることになる。
名手のゲート。
廃道を求めて彷徨っている自分から見ればこの道はまだまだ生きている現役の道だ。
国道でこの有様ならまだ惹かれるが県道では少し興味が薄い。
この後土砂降りになるわけだがそんな夜ここはどんな凶悪な道に変貌するのだろう。
この名手は三井と赤馬の中間に位置していて、現在は津久井湖に名手橋がかかっているため、この細い道を通らなくても国道に出ることができるが、それ以前はこの道が生命線であったのだろう。
問題は名手から三井への細い道ではなく、名手から赤馬への道。
これがその道。
似たような道がこの先にも続くはずだが。。。
その前にひとつ、重要なものを記録してきた。
片手袋研究家、石井公二さんに協力。
重作業類・介入型・棒系。
広いスペースが雑草に覆われていて、草刈か何かに使うための手袋だと思います。
なにせこの先10mで廃道なので多くの人がここを通るわけではなく、誰かが落ちていた手袋をここに被せたというよりかは、使いっている人が置いて忘れた感じだと思います。
今後放置型・道路系の中の廃道系があったら載せようかと思います。
できれば廃道区間で介入型は見たくないかも・・
今は閉ざされ車は進入できない。
名手から赤馬へのルート。
これが求める廃道。
さっきのゲートより先、今たっているこの場所も、そしてこの柵の先も・・僕らが通勤や通学で使う道、遊びに行く道、普段見ている世界とは時間軸が異なる。
逆側に周る。
同じくバイオハザードのレーザーグリッドのような鉄パイプが待ち受ける。
日没後の走破は意味がない。
見つけなければならないものも見えないし、安全でもない。
そして何より・・・怖い。
この先がどうなっているのかを知っている。
ただ自分が見たいものがあるのかないのかは自分の目で見ないとわからない。
ネットは便利だが、多くは走破に重点を置いていて探索ではないから。
なにより道写真家として(笑)Smile roadに載せる写真も撮らなければならないので、雰囲気も感じてシャッターを切らないと。
秩父の森林鉄道滝川線とこの県道515号線が中途半端に歩ききれていないので、近いうちに行かなければ。