何でもかんでも人に話したくなる人がいます。
全く知らない人にさえ自分の生い立ちや感情について語ったりします。
家族と話すときも自助グループや治療グループで体験するような熱心さで語り、相手も心を開いて自分を語ってくれることを期待しがちな人たちですね。
こういう人たちは、インナーチャイルドからの回復途上にある人たちだとも言えるでしょう。
私たちは、急ぐ必要がないのに焦ってしまう場合が多いのです。
その内容は相手によってかなり違っているはずです。
Q1 あなたが言いたいことはなんですか?
自分が何を言いたいのか考えること。そして、すべてのことを話す必要がないことを理解することから始めましょう。
「どの部分を?」「どの程度まで?」と、自分に聞いてみましょう。
Q2 なぜ、その人に言いたいのですか?
あなたが話したいと思う動機を調べてみましょう。あなたはとことん正直であることが必要です。
それを言ったら、あなたは楽になりますか?
話すことであなたにとっての問題は明確になりますか?
相手を傷つけるために言いたいのですか?
自分が取り組んでいることを褒められたいから話したいのですか?
確信がないなら、はっきりするまで待ちましょう。
Q3 何が起きることを望み、期待していますか?
「何も期待していません」というのは、ありえません。もしそうであるなら言う必要はないのですから。隠された期待があるはずです。言葉にすることで期待はより現実的になります。
期待を裏切られるまで自分が相手に期待していることがあることに気がつかないものなのです。
Q4 その期待は現実的ですか?
あらかじめ状況を考え、何を言いたいのかをはっきりさせ、タイミングを考慮し、期待が現実的であることを確かめて、準備すればするほど結果はより良いものになるはずです。
4つの質問に答えて書いてみましょう。
頭で考えているだけではなく書く事によりより現実的になります。