抑うつ状態を長引かせているもの? | お子様の不登校、ひきこもりの解決策提案サロン

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こんにちは。 笑顔を届けるメンタルケア心理士の甲斐です。


今日は、抑うつ状態が長引いてしまうメカニズムについて 少し、お話してみます。


何ごとも完璧にやろうと思う 自分に価値があることを証明するため 少しのミスも許せない 自分が責められる前に 相手を責めてしまう 物事をゆがめて見る 事実を認めない たいしたことではないと言い聞かせる 理屈をつける 痛みから目をそらせるために 過食する 飲酒する 薬物を使う これらの行動はいずれも 自分の痛みから逃れる為に行っている行動です。


見捨てられ感を味わった子どもは 自己否定感をこころに刻みます。

そのメッセージをこころの奥底で 繰り返すことによって 犠牲者的パターンが形成されます。


犠牲者となった人は その痛みに耐え続けています。

その痛みの反応として 現れるのが 「うつ」だと思います。

うつの原因としては、 様々な説があります。 生化学的なアンバランス つまり、神経伝達物質の機能障害からきていて 抗うつ剤の投与が一番だとする 臨床医や研究者もいらっしゃいます。


また、遺伝的素因があるらしいという研究者もいます。

悲観的で、ゆがんだ物事の見方が 習慣になっている結果だという方もいます。

そこで、認知行動療法などが行われています。

また、喪失により引き起こされ その悲しみに区切りをつけられなくて 「グリーフワーク」が充分に出来なかった結果 等が考えられています。

グリーフワークとは、 喪失した悲しみをきちんと嘆き悲しむことによって 喪失を過去のものとしていく方法です。


喪失に絡んだうつを経験している人は 自分の感情を極度に恐れ、 とても多くの感情を自分の内面に抱え ぶつけているようです。


そのことが 自己否定感を長引かせ 抑うつ状態を長引かせているように思います。