犬の日によせて
犬との暮らしが
こんなに素晴らしいものだと
教えてくれた君
落ち込んでいたら側にきて
寄り添いながら眠ってくれて
涙を流していたら
ワタシを見上げて首を傾げ
頬を優しく舐めてくれる
そんなこと教えたわけでもないのに
犬とはなんと尊いのであろうか
ワタシは君の愛情に
報いることができるだろうか
ワタシの愛情は伝わっているだろうか
君の嫌なこと
たとえばハミガキとかシャンプーとか
近くの公園での散歩とか留守番とか
そんなことをするワタシでも
君を愛していると
わかってくれているだろうか
嫌なことそれが君のためだと
わかってくれなくてもいいけれど
どうかワタシの愛情を受け止めて
少し重いかもしれないけれど
しつこくて暑苦しいこの愛を
これからもずっと側にいておくれ
そして叶うならば全ての犬が
お腹いっぱい食べ
温かな寝床で
愛する者の傍で
幸せな気持ちで
今日の眠りにつけますように
君が光を放って見える時があるよ