今日お話しする内容は
暗い気持ちになってしまう可能性があるので、あまり興味のない方はスルーして欲しい。
昨日、今の鴨川貸別荘プロジェクトを一緒に行っている仕事上のパートナーである伊藤雅樹さんが亡くなりました。
NSAロングボードチャンピオンでありながら
私とは1回(しかも20分程度)しかサーフィンしたことがありませんでした。
…サーフィンの話すらしませんでした。
お互い仕事ばかりしてたから。
伊藤さんは、私の起業に手を貸してくれた
人生のターニングポイントに立った人でした。
起業から間もなく
癌宣告をされ
半年で旅立ってしまいました。
業務提携は、貸別荘だけではなく
農地の宅地造成であったり
ありとあらゆることに渡りました。
話をきちんとしたかった?
話はするべきだったのか?
話が出来る状態であったときは
"俺は死なない!"と言う言葉に遮られ
病状が進むにつれ、そのなかでも精一杯やっている伊藤さんの姿に…話をすること自体の意味を私は見失いました。
だって
どんなに言葉を重ねようとも…
もうそれ以上のことは出来ないから。
人の死とこれほど向き合ったのは初めてでした。
同時に
会社の舵取りや資金繰り
私の生活不安など
全てが一緒に降りてきた半年でした。
手掛けたものは
全て未完のままで
契約書を交わそうが違約金が取れようが
そんなことは一切考えませんでした。
ただ精一杯に
自分の心も疲弊しながら
出来る限りをしたつもりです。
でも
…終わりました。
とはいえ
私のなかでは
この半年間の苦悩と自問自答のなかで
既に決着がついていて
お別れをしていました。
私の依存(=伊藤さん)と、いうものへのお別れでした。
本人にぶつけられない
行き場のない不安や、どこからか湧いてくる怒りは
全て自分に向きました。
なので、ある時
そこを離れて
今一度、自分の足で立つことを決意しました。
創業計画ゼロに戻し
既に起業して借入もあるところで再出発しました。
まだまだ
立てていません。笑
でも
そう思ったとき
私の中の伊藤さんはいなくなり
私は、ようやく自分の心を取り戻せた気持ちがしました。
そして時を同じくして
新しい仲間が駆けつけて
契約や新規プロジェクトを持ってきてくれました。
伊藤さん
濃い半年を一緒に過ごしましたね。
未完成のまま
いつも難問づくしで
沢山、お土産残してくれましたね笑
この先
時間をかけて必ず完全させます。
やっぱり
全てのことに
"ありがとう"しかない。
私を成長させてくれた人は、悲しいくらい足早に通り過ぎていきました。
本当に
ありがとう。
さよなら。R I P