311の今日。


ビーチクリーンと黙祷を捧げました。
@シーサイド


シーサイドは特に
常日頃から驚くほど綺麗なビーチです。


震災から10年。

10年前のこの日この時
私はバリ島でサーフィンをしていました。


…多くの方々が命を落とすなか、日本人として、その痛みを分かち合えなかった自分に、かつては負い目を感じていました。
(もちろん、この話をすることも初めてですが。)



バリ島で、いつものようにサーフィンから帰宅すると
同じホテルに宿泊していた外国人の人々が
"お前は、日本人か!ああ、可哀想。"
"家族は大変なことになってる"
さらに
"大地震で日本は沈没し、津波が来て、原発が爆発して!残念だか…もう日本には住めない。"


そう言いながら
"ああ、可哀想な日本人!"と皆が口々に言うではありませんか!そして、津波の映像を私に見せたことを思い出します。




それはまるで。


あまりに衝撃的な映像だったので、空想世界の出来事のようでした。
しかしながら、良く見慣れた風景である千葉県市原市の石油タンクが大炎上している様を見て、地獄絵図は身近な現実だと初めて受け止めることになりました。




翌日に帰国予定でかなり迷ったものの、やはり帰国。
何とか帰ってきましたが、私を取り巻く世界は一変していました。




波伝説の仕事は当然無く
サーフィンは自粛で
プロサーファーなのに海も入れず
コンテストも無く
マリンレジャー業界の行く末も分からず
(…ちっぽけな私の事情は別としても)


観光業の海辺の町、鴨川自体が重く沈み
沢山の人が町を離れました。






大きなダメージは
コロナと比べられないけれど
計り知れないものでした。






この時代に生きる私達は
すごい時代の目撃者ですね。




"変わらぬ"ことの方が至難に見えます。




マインドを変えれば
毎日、同じに過ごせたならば

それはそれで
本当に幸せなことですね。





明日はわからない。