今日のマルキは、先週の四国のJPSAメンズが今週マルキに延期になったためか、プロサーファーが多かった。田嶋鉄平君、ダレン・ターナー、ニック三田、高梨直人君、そして、地元の小川兄弟。
裸で入ってきたガイジンは、あれ?ダレンだった。
久しぶりに会った。ダレンはコンテストで良く宿を共にして、ご飯も一緒に食べにいったりしてた。すごく、フレンドリーで、ハッピーなオージー。もちろん、ビール好き。本当に”いいヤツ”。”いいヤツ”って言葉、私のまわりでは、彼のためにあるんじゃないかっていうくらいのうちの1人。
ダレンは、オーストラリアでWQSをまわっていた選手。そして、日本に来た。JPSAの公認選手。ダレンは選手として世界を目指しての挑戦のあと、こうして日本で好きなサーフィンでご飯が食べていけること、本当に感謝している。サーフィン大国オーストラリア、そして、世界でご飯を食べていくことは、本当に難しい。私も同様に、日本のJPSAという組織があったお陰でプロという肩書きももらったし、選手として良い思いをさせてもらった。だから、JPSAには本当に感謝してる。世界に出たら、私も、ただの素人!?だもの。
そんなダレンの人柄は、周囲に伝わり、JPSAのなかでも、すごく愛され溶け込んでる。そして、時に、誰よりも日本人らしい気遣いに私はびっくりさせられることが多かった。
2006年、田中秀吉君がグランドチャンピオンを取った年、最終戦まで1番グラチャンに近かったのは、確かダレンだったと思う。そして最終戦、ダレンは大会に来なかった!急にWQSに行くと言っていたが、今さらWQSに行く理由は、私にはみつからなかった。
ダレンは日本のサーフィン界にとても感謝してるし、自分がその日本のサーフシーンに貢献できればいい、と言う。こんなの雑誌には書いてないだろうけど、もし秀吉君がグランドチャンピオンになれば、最年少グラチャンの誕生であり、そんな盛り上がりもあった。そして、まだ外人選手のグラチャンは歴代生み出されていなかった。
もちろん、その最終戦は秀吉君がきっちり仕事をして自らグラチャンを手にしたけれど。
真相は本人しか知らない。
だけど、ダレンらしいな~、と。
誰よりも空気を読み、和をもって尊しとするガイジン?!
ダレンにとっては、JPSAのグラチャンも大きな意味を持たなかったのかも知れない・・。だけど、だ。
そんなダレンは今日もビッグ・スマイルでワイドでジャンクなマルキの波を破壊していた。
JPSAのなかでも、私の好きな選手の1人。