本田技研の創業者・本田宗一郎さんが

ある日

高松宮さまから訊かれた

「発明というものはとても大変でしょう

辛いだろうね」と


本田さんが答えている

「殿下は

“惚れて通えば千里も一里”という俗諺(ぞくげん)をご存知ですか

好きな女性のところへ行く時

心がわくわく弾んで

千里の遠い道のりもたった一里の近さに思えるわけです

よそから見ると大変だろうなと思うような困難さも

当人は好きな仕事ですから苦労になりません

発明とは

私にとっては恋人のようなものでございます」

と答えて高松宮さまを感心させたそうな