先日、初めて喘息の発作を起こしたことをインスタグラムに書き記したことで、ご心配をおかけしてしまい、申し訳ありませんでした。
メッセージやLINEをくれた方、、ありがとうございます。とても励まされました。非常に心細く、今後の不安と、また発作が起きたらという恐怖が頭の中にまとわりつき、、そんな中で少しでも気にかけてくれている人がいるんだと思えて、本当に力を分けていただけました。心より感謝してます。
治療後の吐き気と頭痛がおさまるまで時間がかかったため、返信が遅れてごめんなさい。
忘れることのないよう、今回のことを記録しておきたいと思います。
そして、私の発信力なんて微々たるものですが、
喘息持ちの人はわかると思いますが、喘息じゃない人は詳しい症状や注意点などを知らない人がたくさんいると思うので、少しでも理解が広まり、苦しんでる人がどこかにいた時に助けられるはずの命があるかもしれないから、その確率が1%でも上がるならと思い、発信しようと思います。
まずは私の発作の経緯から書いていきます。
数日前、あれ?喉が痛いな。痰も詰まってる気がする。風邪かな?と思ったら、
その日の夜中に発作が起きました。
とにかく呼吸が苦しく、ゼェゼェというか胸の中で変な音が鳴って、ヒューヒューという音も、、
同居している家族に深呼吸と言われて、しようとしてみましたがそれができませんでした。
深呼吸する時ってスーッと息を吸うと肺を大きく膨らます感じになると思うのですが、膨らませる途中でそれ以上できなかったんです。
当たり前の日常を過ごしていた、当たり前にいつものように眠ると思っていた夜中のことでした。
救急車を呼ぶのはためらいましたが、
もうそんなこと言ってられないくらいに呼吸が困難になり、真夜中に搬送されました。
病院では点滴を受けました。これですぐに楽になるからねと言われましたが、、そんなすぐには変わりませんでしたが。。たぶん緊急時の気管支拡張剤だったのかな?と思います。
その後強い吐き気がきて、容器をもらい、大量に嘔吐しました、、、
医師はその点滴で気持ち悪くなっちゃうんだと言ってました。副作用なのかな?
嘔吐し出した時 看護師さんたちが背中をさすって辛いね、辛いねと何度も言って、腕ちゃんとまっすぐしてくれてエライ(点滴の針が曲がったらいけないから)などと励ましてくれ、そう言われている最中も嘔吐し続けてましたがちゃんと看護師さんたちの声は聞こえて、涙があふれました。こんな汚いもん見たら看護師さんだってウッてなるだろうに、菌とかあるし、でもティッシュで口を吹いてくれ、いくら仕事とはいえ、本当にありがたく申し訳なく感じていました。。。
何時間経ったか、ようやく呼吸がそれなりにできるようになってきたら、医師から酸素濃度(?血中酸素飽和度?)、89だったよ辛かったね、と言われました。その医師も喘息持ちで数値が88で意識失った経験をしたそうです。。
数値を言われても、いくつが正常なのかその時はわからなかったのですが、(そのときは聞いて喋れる力もなく)
後から調べたら、正常だと99〜96。
93〜90でかなり苦しい状態。
90を下回ると意識なくして倒れたりチアノーゼ(顔面、唇、指先が青くなる)など非常に危険な状態
発作時は、このまま死ぬのかもしれないと本気で頭をよぎりました。冗談抜きに、、
息ができない体験なんてしたことないですからね、、本当に怖かった、、苦しかったです。。
帰宅してから、吐き気としばらく戦いながらも、
横になって寝ることもできないので、(横になると余計苦しくなる)
座って何もすることがないままずーーっと吐き気に耐えるのも地獄でした。ずっとビニール袋を抱えて。。
でも呼吸は良好とまではいかないながらも、それなりに回復しました。ただ何度も言うけど呼吸と引き換えに吐き気が、、、、、
しかも病院で大量に吐ききっているので胃には何も吐くものがないから、吐けない辛さもありました。
少しだけ落ちついたとき、Instagramに発作のこと書きました。なんでそんな状態の時に頑張って書いたかというと、もしまた発作が起きてもし運悪く死んだら、自分が死んだことを家族以外の友人や知人の人たちに知られることのないままいつのまにかなんの挨拶もなく被写体をフェードアウトした人みたいになってしまうのではないか、と
それは嫌だったので、何かあったら察してもらえるように書き残しておこうと思ったんです。
大袈裟だなって思う人もいるかもしれません。
喘息なんてよくある話じゃんって。
私もそう思いました。思ってました。
でもそれは知らなかったから。
喘息持ちの人は、世の中にたくさんいるし、
普通に過ごしているように見えると思います。
うちは両親とも吸入器を持ってました。でも発作を起こしてるのは見たことなかったし、そんな重要なものだという認識もしたことがなかったです。
私が今回、呼吸困難で苦しんでいる時も、同居の家族は最初はあまり危機を感じてくれなかったんです。息ができない…と必死に訴えても、「息はできてるできてる」と言われました。その時は、この人は私が呼吸停止しないとわからないんだなと憎しみすら覚えました。
気道が狭くなっている道に更に痰がたくさんある状態なのでその間をぬって空気がかろうじて入り込んで来てくれるんです。そんな少ない酸素じゃ苦しくて耐えられない。
顔や唇が青くなってきてようやくまずいのかと気付いてくれたのか、救急を呼んでくれました。
でも、人間は自分が身を持って体験しないと、わからないものですよね。。
私も、小学校の頃 クラスの子が喘息があるから先生がその子は掃除しなくていいと言ってたのを、いいなー掃除しなくていいんだとか思ってましたもん。
自分が知らないことは、痛みも辛さもわからない。
だから、人間は想像力を使って、
自分の身に起きてないことでも、想像して、
相手に傷つかなくていいはずの傷を負わせない、優しさが必要なんですよね。
私もなるべく意識して、自分が体験したことないことを話してくれた相手には、否定したりすることなく、まずは聞く。など今まで以上に気をつけていきたいと思いました。
無神経な発言をしないように、と普段から気をつけてはいるのですが、ずっと気をつけてるとだんだん会話下手になってくるんですけどね、、、
でも傷つく人が減るならいいですよね。
どんなに気をつけていても優しい人でも、
悪気なく、無意識のうちに、ということがあるので(きっと私も)気をつけておくに越したことはないですよね。
ある喘息持ちの方のブログを見て、
気持ちがよくわかりすぎて、、あっという間に涙があふれました。それがこのスクショです。
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学校の先生すら理解がないなんて、ほんとに辛かったことでしょう、、、
死んでから初めて気付くんでしょうね。重大なことだったって。
大袈裟だと思っていたけど、
大袈裟なんかじゃありませんでした。
今回たくさん喘息について調べたんですけど、
1995年は年間6〜7000人の人が喘息死していたそうです。
その後吸入ステロイドの普及以降、年々死亡者数は減りました。それでも現在でも年間1500人が喘息で亡くなっています。
あの呼吸困難を味わった身からすると、、1500人は多すぎるように感じます。。
亡くなったのは肺機能の弱い年配の方が9割かもしれませんが、色んな方の経験談を読んでいると、自分は重度なほうではないと思っていた人が突然、、なんていうことが実際にあったようで、軽度、中等度な人も甘く見てはいけないです。
なぜ喘息になったのかというと、原因を調べているといくつも心当たりがあって、自業自得だと思っています。。
両親とも喘息持ちだということもあるし、
同居人が喫煙者であること(今は本数を減らしてくれ、吸う時は私が別室に移動しています)
寝具や寝室の清掃不足、
肥満によるものも大きな原因かと…
その他に大気汚染や気圧の変化や、妊娠や生理、ストレス、ペット、花粉症などアレルゲン、など誘発する環境因子はいろいろあるみたいなのですが、私は特に最初に挙げた4つが特に…多分。
(症状が落ちついてきたので、これからきちんと肺の検査やアレルギー検査もする予定ですが)
自分が寝室や寝具の洗濯掃除をこまめにしていなかったから。
肥満なんて自分の抑えられない食欲と、怠け癖のついた運動不足によるものだし、、、
自業自得すぎて、ここまで命の危機にさらされてようやく今、改善しています、、、
吐き気があったのもあって、何も食べれなかったので、回復してからも食事量は少なくなっていけました。でも食物繊維やミネラルなどを取り入れて栄養も考えて作っています。
これは神様からの忠告だと、、
(今までも何度も言ってる気がするけど…)
思って、
でもあの発作の苦しさを思い出せば、続けられそうです。。
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▲特に気をつけなければならないこと▲
みんなにも知ってほしい!
①【バファリンなどの頭痛薬、解熱鎮痛薬、鎮痛貼り薬(シップ)、塗り薬、目薬、座薬などを軽い気持ちで人に渡してはダメ。】
→喘息の人の中にはアスピリン喘息の人もいて、その人が飲んだら強い発作を起こしてしまいます。
あなたが親切であげた薬が、命を落とすなんてことにならないように、、、
これは喘息に限らず、別の持病持ちの人や、インフルに感染しているのに気づいてないケースもあります。薬を安易に飲ませない勧めない。
薬は自分で受診して医師に処方されたものを。
と言いながらも、
②【医師の診断は間違うことも全然ある。病院は2件行ってみる。】
もちろん、喘息と診断されて処方された薬をきちんと指示通りに飲まなければ自分がまた呼吸困難や死にさらされる危険性があるので飲むのをサボるのは危険です。処方された通りに欠かさず飲みます。吸入も毎日します。
ただ、ぜんそくですねと言われて、肺炎だったというケースもあったり、
喘息の診断だけで他の合併症を見逃されたり、
心臓や肺の病気も、喘息の症状によく似ているので合わせて検査をするようにするべきです。
そこをもしかしたら医師によっては大丈夫でしょ〜と慎重にならない医師も必ずいると思います。自分を守るのは自分なので、面倒くさがらずに他の病院に行くのも手です。
③【もしも倒れている人がいたら勇気出して助ける。】
自分の対応に自信がなければ警察官や駅員が周りにいないか探す、呼ぶ、救急車を呼ぶ。
喘息発作は夜間から明け方だから昼間はあまりいないかもしれないけど、もし喘息の症状の人がいたら、寝かしてはダメ。座らせる。どうしても寝かせるなら横を向かせる。
④【蚊取り線香の煙は、確実に発作を起こす】
私は身近に蚊取り線香そのものに縁がないのでこれは心配してませんが、、古民家スタジオとか撮影行くと置いてあることあったから気をつけます。。
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続く