注意 「君の名は。」についてはネタバレあり。
スピリチュアル系ブログです。
「君の名は。」から3年。
待ちに待った新海誠監督の新作品。
前作と今作、どちらの作品からも感じるのが、徹底的に新海監督が世界と向き合おうとしていること。
「今」を見つめようとしていること。
徹底的に見つめて、世界を感じて、そこから何かを紡ぎ出そうとしていること。
本人にそんな気はないんだろうけど、とってもスピリチュアル。
真実に向き合おう、近づこうとする。
それは、スピリチュアルに向き合い、近づくということだと思う。
真実とスピリチュアルは切り離せない。
だって、真実はスピリチュアルなのだから。
徹底的に世界を見つめて、表現しようとする時、世界(人類)の集合意識とも通じ合うのだろう。
前作の「君の名は。」には、集合意識が今の世界に必要だとすることが多分に反映されていたと思う。
だからこそ、エンターテインメントとしておもしろかったという理由はもちろんとして、公開当初から大ヒットしたのだろう。
ネットの記事で読んだけど、公開当初からの観客動員数の拡大は、宣伝や口コミ、SNSだけでは説明がつかないらしい。
魂が知っている。
魂は、つながっているから。
この映画を見た方が良い。
今の時代に、魂に必要とされている映画だから。
待っていた映画だから。
「君の名は。」は、誰の心の奥底にもある傷の開放をもたらした映画。
誰もが幾世にもわたる過去生の中で、抱えている傷。
「愛する人を 大事な人を救えなかった」
「二度と会えなくなってしまった。」
その張り裂けんばかりの痛み、悲しみ。
ほとんどの人は、奥底にそんな思いが眠っていること自体気づいていない。
でも、それは確実に悲しみの波動として残っている。
自覚してなくても、その人に影響を与える。
「君の名は。」では、主人公が愛する人を亡くすという体験をするけど、
主人公が感じる悲しみを観客も同じように感じる時、奥底に眠っていた過去生での悲しみのエネルギーも同調し始める。
同調し始めるということは、とらえられるようになるということ。
浮き上がってくるということ。
そして、映画の中で、主人公は過去を変える。
生き直しをする。
愛する人を大事な人を救い、再会する。
主人公の行動とその喜びを観客も一体になって感じる時、その浮き上がってきていたその悲しみのエネルギーも感動の波動と共に開放されていく。
その奥底に眠っていた悲しみの原因は何なのか。
その過去生の悲しみの原因を追求すること自体は、現生を生きる本人にとって、あまり意味はない。
悲しみのエネルギーがあるならば、それを開放させてあげる。
集合意識、大いなる存在は、僕らを開放してあげたいと意図したんだろうね。
それを新海監督がとらえた。
おそらく無意識に。
新海誠監督と集合意識のコラボ。
待ち望んでいたのは、僕たちの魂。
多くの人が、奥底に悲しみという重いエネルギーを抱えていたこの世界で、その悲しみのエネルギーを開放するという集合意識を受け取って作られた作品だったと思う。
今回の「天気の子」も徹底的に、そして真摯に「今」を見つめている。
「世界」を見つめている。
集合意識とつながって創られた映画。
海外でも140か国で公開されるらしいけど、世界中の魂が待ち望んでいるんだね。
観て感じ取るのは、人それぞれだろうけど。
見つめて、見つめて、徹底的に向き合って、そしてその向こうへ突き抜けて。
「 行こう 」
良いとか悪いとか、みんなの為とか、そういったものを超えた世界へ。
この映画を見ると、何か膨大な情報が入ってくる。
でも、すぐには良くわからない。
くしゃくしゃと丸められたメッセージ。
ZIPみたいなもので、後で魂が解凍してくれるから心配はいらない。
観た後、何か心に残るのは、そのせいもあるのかな。
「君の名は。」もそうだった。
いろいろ書いたけど、一番良く受け取るには映画を楽しむのが一番。
感じるってこと。
心を震わすってこと。
こういったことをエンターテインメントで受け取れるって最高だよね。
美しい映像、RADWIMPSのメッセージ性あふれる歌詞、素敵なメロディ、主人公たちの純粋なみずみずしい感情、そしてストーリー。
簡単に「世界は素晴らしい」って言えない世の中かもしれない。
それでもそんな世の中で、世界の様々な輝きに感動できる映画だと思います。
観るなら「今」
是非、映画館で。
新海誠監督、RADWIMPS、制作に携わった方々。
ありがとうございます。
てんしん
「今日出かけたら、晴れてるのに急に雨が降ってきて。傘持ってなかったから、結構濡れたんだけど。日差しに雨が輝くその景色、腕に感じる雨の衝撃。なんか楽しくなっちゃった。」
亀吉
「「天気の子」を観ると雨に対する感覚もちょっと違ってくるよね。濡れると困る時は、やっぱり嫌だけど。」
てんしん
「亀なのに(笑)」
亀吉
「・・・」
てんしん
「映画の中の雨が表現しているものって、新海監督がこめた意味って、きっとあるんだろうけど、そんな雨の中でも僕らは生きていくんだよね。」
亀吉
「おいらは、海の中だって生きていくさ。」
てんしん
「じーん。(感動) って、お前、海亀じゃん。」
亀吉…ハワイの幸運の海亀。てんしんの相棒。ひさしぶりの登場。