離れ離れの8日間(涙)(2012.5.27-6.10) | バニラと過ごす日々

バニラと過ごす日々

愛娘バニラ(ミニチュアダックス、2023年3月18日逝去、15歳9ヶ月)と過ごした日常の記録です。
現在は、2021年の出来事を遡って綴っています。

5月最後の日曜日晴れ

この日訪れたのは車で20分ちょっとの「大塚・歳勝土遺跡公園」。


近場ですが、今日が初訪問です。


「ワンコがいない公園だと、いいんでしゅけどね…目とつぶやきながら、

大きな木々に囲まれた坂道を慎重に上るバニラ姫。


弥生時代にはこの丘の上に、100人程が暮らす集落があったのだそうですパー


坂道を上り切った広場には、その遺跡群を復元した、

1/100スケールの地形模型がありました。


「バニラのお尻の下は川。その北側に、大きなムラがあったんだって」

「あんまりピンとこないんでしゅけど…汗と困惑していた姫でしたが…。


竪穴式住居などが復元されたエリアに進むと、

「お父しゃんが説明してたこと、今わかったかもー音譜と、なんとなく理解できたみたい。

注意現在この場所は、ワンコ立ち入り禁止となっています)


ところが「当時の住居や倉庫を見て回ろうか走る人」と歩き出したところ、

「アタイはトカゲしゃんを見つけまちたよんビックリマーク


突如ハンター顔のガウガウモードになったから、さぁ大変叫び


ここは静かに見学する場所だよーあせると慌てて抱きかかえ、遺跡エリアを後にしました。



さて強制退去で、へそを曲げるかと思った姫でしたが、

「アタイ、この場所、好きかもーしっぽフリフリと、隣接する竹藪ゾーンを気に入った様子。


尻尾をブンブン振り回しながら、

楽しそうなそして興奮した顔つきで散策していました。


そうかと思えば「お父しゃん、ヘンなのが出てきた~あせると、

伐採されたタケノコを見つけ、驚いて報告に来たりして。


「それは大きくなったタケノコさんだよーパー


「タケノコしゃんなら、食べなくっちゃでしゅよーしっぽフリフリ

ちょっとバニラっビックリマーク生で食べたらお腹壊すよー叫び


取り上げようとしたところ、

「これはアタイのタケノコしゃんでしゅからっ目


両手でしっかり押さえ、断固死守するキュートな姿に、私はもうメロメロでした。



帽子  帽子  帽子



さてそんな楽しい休日を過ごした数日後に、我々父娘を襲った悲劇…。


それは私の海外出張あせるしかも8泊9日叫び


察したバニラはスーツケースの中に入り込み、

「アタイも一緒に行くんでしゅから目


そうしたいのは山々だけれど、無理なんだよー汗


姫と暮らすようになって、初めてとなる私の長期不在。


留守中の気晴らしにと、新しいオモチャを置いていったものの、

「アタイはお父しゃんと一緒に遊びたいんでしゅよ…汗と、テンションは下がったままだったようです。


そして離れ離れの日々が過ぎ…。


お別れをしてから8日目。


帰国した私を待っていたのは、「お父しゃん、お帰りなしゃいっラブラブと、

泣き笑いの表情のバニラ姫でした。


会いたかったよー恋の矢 寂しい想いをさせてゴメンねー。


感動の再会を終えた父娘でしたが、すぐに通常モードに。


「この大きな袋は、アタイへのおみやげでしゅかはてなマーク

「これはバニラのじゃないから、噛まないであせる鼻汁もつけないでー」


8日間の空白などなかったかのように、元通りのわちゃわちゃバタバタな父娘に戻りましたとさ。