おはようございます。116katsuビィクトリーのほんまです。
まず、メイン事業→家庭教師、オンライン家庭教師、第二種電気工事士の便利屋、ただ普通の便利屋です。では、ここから、急に私が通っていた高校の話になります。
俺が通っていたのは、新潟県立三条高校。平成4年ごろの話になる。
私服でも制服でも通えた自由な校風で、その点は今も変わっていないようだ。
ただ、自由という言葉に甘えると、あっという間に学年順位は落ちる。上位をキープするには、きっちりとした予習・復習が必要だった。俺は古文と英語を特に重視していて、教科書ガイドを使って文法や構文を一つずつ丁寧に押さえていた。(理系だったので古文が本当に訳がわからなかった、笑)
古文は助動詞の意味を何度も書き、英語は本文を音読して暗記。そうした積み重ねが、結局いちばん確実な近道だった。
当時の三条高校は「勉強する人はとことんやる、でもそれを強制しない」空気があった。ガリ勉というより“自分のペースで勝負する”感じ。だからこそ、自分を律する力がないと流される。自由でいて、厳しい。そんなバランスがこの学校らしさだったと思う。
進学率については、今と昔を単純に比べるのは難しい。
確かに令和に入ってからの合格者数を見ると、国公立・私立ともに数は増えている。令和5年のデータでは、難関大の合格実績も目立ち、進学先の幅も広がっている。しかし、生徒数自体が当時より減っていることを考えると、「進学率が良くなった」と言い切るのは早いだろう。俺らの頃は、学年全体の人数も今より多く、競争も激しかった。母数が多い中で上位に入るには、それなりの努力が必要だった。だから感覚的には、当時の方が“上に行く大変さ”はあったと思っている。
ちなみに三条高校は平成17年(2005年)に新しい校舎へ移転した。俺が通っていた旧校舎は、木の匂いがするような古めかしい造りで、廊下の光の入り方にどこか落ち着きを感じた。新校舎は明るく近代的で、今の生徒からは「快適」「きれい」という声が多いらしい。設備面では大きく進化している。それは確かに良いことだが、俺にとっては、あの少し古い校舎の空気も悪くなかった。自分の努力の音が静かに響くような、そんな場所だった。
今の三条高校は、学習環境や進路指導の体制も整い、大学進学志向が強まっているようだ。それでも、この学校の根っこは変わっていないと思う。自由の中で、どれだけ自分をコントロールできるか。結局そこに尽きる。
俺自身、古文も英語も地道に予習していた日々を思い出すと、「やるべきことを、ちゃんとやる」――それを最初に教えてくれたのが三条高校だったのかもしれない。

