透析患者さんをコロナから守るために、
透析患者さんの易感染性について検討しています。
↑の本に、
透析患者がお亡くなりになる原因の第2位は感染症であるとして、
透析患者が感染症でお亡くなりになるリスクを示しています。
General Populationと比較して、
感染症:8倍
敗血症:14.3倍
腹膜炎:9.9倍
インフルエンザ:3.1倍
結核:2.0倍
肺炎:1.3倍
等と書かれています。
引用文献は、
で、
新潟大学の先生方による研究。
同大学のサイトにアーカイブされていました。
一番上で紹介した書籍に引用されていたデータは、
論文中の、Table1のStandardized mortality ratioです。
透析患者の易感染性の3因子として、
・本人の免疫能
・病原体の毒性
・透析そのもの
を上げています。