エパルレスタット(キネダック)とポリファーマシー | 病棟薬剤師&DIやん

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医療従事者の方々向けに書いています。非医療従事者の方々はここに書いてある情報を鵜呑みにせず、必ずかかりつけ医・薬剤師等にご相談ください。

 

↑そのまま応用できる症例が満載です。

 

↑ 高齢者糖尿病の血糖コントロール目標値が緩和されて久しいですが、

この目標値を鑑みて、DM治療薬の減薬が可能なケースは多いです

 

特にエパルレスタット(キネダック)を服用しているケース。

 

エパルレスタットは添付文書の重要な基本的注意に、

 

本剤の投与の対象となる患者の糖化ヘモグロビンは、

HbA1c(NGSP値)7.0%以上(JDS値6.6%以上)を目安とする。

 

と書かれています。

 

ですので、HbA1cが7.0%未満でコントロールされている高齢者は、

まずエパルレスタットの中止で1剤減

 

もう1剤は上記のガイドラインに基づき目標値を緩めて、

血糖降下薬を1剤減

 

これで2剤減となることが多いです。