チャリ界隈では引き脚を使えと言われていた。

しかし、パワーメータが普及するにつれ、

引き脚は幻想であることが白日の下にさらされることになった。

今、積極的に引き脚でトルクを稼いでいる人は少数派だろう。

ただ、現在も、片足ペダリングをさせて、

バックは踏むな。バックは無駄だ。

バックを踏んでペダリングを邪魔しないように、

自分の脚の重量くらいは引き脚で引き上げろ、

というのはよく言われる。

 

本当にそうだろうか。

 

比較するのは

①引き脚で、後ろ脚を持ち上げる

②踏み脚で踏んでペダルで反対側の後ろ脚を持ち上げる(Fig.1)

まず最初に、

踏み下ろす脚の重量=反対側のペダルで持ち上げる脚の重量

元々プラスマイナス0であって、バックを無くすことに関して

「自分の脚の重量を引き脚で引き上げる」

は物理的に間違っている。

 

ではバックの正体は何か?

正体は、股関節の固さである。

これを筋力で無理やり曲げる必要があるのである。

 

その無理やり曲げる動作をどの筋肉に持たせるか?である。

ちょっと単純化してしまうが、下肢の筋群を2種類に分ける。

モモ上げする筋群を腸腰筋

踏み下ろす筋群を殿筋群とする(Fig.2)。

下肢筋量における相対量は以下である

腸腰筋   5.89%

殿筋群 20.76%

      出展:ヒト下肢筋構成の特徴

        昭和大学保健医療学部理学療法学科 伊藤純治様

 

無論、オムロン、筋量=筋力ではないし、個人差もある

それは理解したうえで、まずは、一般化に主眼を置きたい。

 

もう一度言う。

固い関節を無理やり曲げる

こんな極めて大きな筋力を使う動作を小さな筋肉に任せるのか?

 

殿筋つまり踏み下ろす筋群の大きさは、

腸腰筋つまりモモ上げする筋群の、実に3.52倍ある。

同じカロリーを使うなら、どう考えても、

殿筋群で踏み下ろす②がメインである。

たまに、補助的に腸腰筋を使ってみてもいいが、

小さい筋肉はすぐに疲れて使い物にならなくなるだろう。

使うとしても、休み休みになるのは必然。

メインじゃないが、補助的に使うのは一利くらいはある。かな。

 

 

一方で大問題がある。

踵の位置である。

引き脚を使った後、上支点でどうしても踵が上がってしまい、

股関節が窮屈になる(Fig.4)。

これが抵抗を大きく増加させ、スムーズなペダリングを阻害する。

固い関節を曲げるために必要な筋力は曲げれば曲げるほど

指数関数的に増大すると思われるため、大きく体力を消耗する。

 

引き脚を極力使わず、上支点までは前脛骨筋で

つま先を上げるようにして、早く踏める体勢に持っていくことが

スムーズなペダリングにつながる。

大きく体力を消耗し、このスムーズなペダリングを阻害する。

これが引き脚の百害の部分である。

 

 

ということで結論としては

・片足ペダリングでバックを踏んでも気にするな

・積極的に引き脚を使えというヤツを信用するな

でございます。

いまごろ今期初戦
すでにあったか~い

たま駅長の勤務時間は11:00~16:00
会えるように06:00スタート

奇岩の宝庫


登坂は辛くとも海が癒してくれる

切目から内陸へ
ラスボス制覇
あとはデリシャスダウンヒル

意外に余裕で会えました

耳らしいがエロ目にしか見えない
それはケガれているから

高校時代のおもひでの地。懐かし

井出さん大盛

しるかんで体調回復

足慣らしにはちょうどいい感じでした。

次はフレッシュ

ブレブレ上等

自転車を左右に振るがいい

カラダも自転車と反対方向に振るがいい

 

人間は走るとき、脚と反対方向に腕を振る。

だから安定して走れる。

が、自転車の場合は腕を振れない。

ならカラダ、正確には上半身全体を振るしかない。

(自転車の場合、サドルとケツはほとんど固定されているから)

それは手をあまり振らない長距離のスピードスケートの直線

に似ている。

上半身を出した踏み足の上まで持ってきて、

重心を接地点の真上に持ってきている。

 

自転車も同じ。

だいたい、ペダルのような非線対称な場所に交互に

入力するんだから、

「ブレてはダメ」の意味が分からない。

だんご三兄弟のようなタッチになって恐縮だが、

自転車と乗り手を後ろから見た図と考えてくれ。

 

仮に自転車を振らずに常に直立しているとしよう(Fig.1)。

つまり、「ブレない」で進んでいる状態だ。

ペダル1時時点で真下に入力すると、

タイヤの接地点(黒〇赤枠)を支点として、

右向きの分力(青→)方向のモーメントが生じて、、、

自転車はコケる。

「ブレてはダメ」がどれだけ支離滅裂かわかるだろう。

 

右足で踏むときは、自転車を左側に倒す(Fig.2左図)。

上半身を右に傾けて、右足の真上に重心(赤〇)を持ってくると

バランスが取れて、

しかも、体重を乗せて踏める効率のいい体勢となる。

 

これにはさらにメリットがある。

右足の真上に上半身を持ってくることで、

腹圧で右足を押し下げることもできる。

さらに、左わき腹あたりが空く。

つまり、左足を引き上げやすくなる。

 

注意してほしいのは、

重心とペダル入力点を結ぶ線が、タイヤの接地点を通っておらず

わずかにずれていることだ。

これが一致していると自転車の傾きはそのままで進むことになる。

わずかにずれていることで、

青→のような小さなモーメントが発生し、

自転車は起き上がってくる。

右側のペダルを踏み終えて、

左側のペダルを踏む準備ができたころには、

Fig.2の右側の図のようになる。

ギア比は、Fig.2の左図と右図を繰り返すタイミングと

ケイデンスが一致するような重さを選択する。

 

よく考えてみてくれ。

ダンシングであんなに自転車を振るのに

シッティングで自転車を振らないって辻褄合わない。

パワーメーターで引き足というものがほぼ妄想であることが

分かって以来、程度こそあれ、シッティングでも

ペダリングは踏み基調でダンシングと変わらないのは明白だろう。

 

あと、自転車やカラダを左右に振って

推進力に対して無駄じゃないのか?

という疑問があるかもしれない。

心配ご無用。

結果的に進路が8の字を書くような挙動になっていないことが

証拠。

自然と、自転車とカラダトータルの重心は直線運動と

なっているはずだ。

逆に8の字に進むことのほうが難しい。

 

ここまで、古典力学的な視点から自転車やカラダを

左右に振るのが原理的に自然だという話をしてきたが、

支点と力学ベクトルが微妙にずれているとか、

そんな微妙なこと実現できるわけないと思うかたも

おられるだろう。

 

心配ご無用。

上記は自転車を漕ぐ、自転車を進ませるということが

どういう原理なのかを説明したまでで、

人間の意識上は

①「ブレてはいけない」という呪縛から解放すること

②重心を踏み足の真上に持っていくようにカラダを振ること

だけで実現できる。

自然と力学上、効率がいい状態になるのだ。

これはとあるプロロードレーサーも同じ見解だ。

 

 

 

双方とも変なおっさんに惑わされず選手のフォームに

注目してくれ。

 

老害じみた、いにしえの定説にだまされるな。

 

乱筆乱文、そして、長文失礼しました。