蒼い鳥の暮らす家 ~ヒロコの日常~ -31ページ目
目映い朝の光に照らされて
柔らかな午後の風に包まれて
夕焼け雲に照らされて
空と大地に抱かれて
1日がまた終わっていく

近所のスーパーにて。
タクシーで買い物にやって来たおばあさん。
買い物袋を運ぶ笑顔の運転手。
手を繋ぐ老夫婦。
「あんたの好きなやつ、あったよ」と
お菓子をかごに入れるおじいさん。
手押し車のおじいさん。
後ろで見守る若いヘルパーの女性。
小さな弟の手をしっかり握った
お姉ちゃんの小さな横顔。
暖かい何かを守っている人々の姿を
目の前に
流したことのない涙がとめどなく頬をつたう。
愛するってこういうことなのか、、
私の小さなささやかな世界が
こんなにも優しいことを
こんなにも美しいことを
私は本当は知っていた。
愛することが
わからなかった
でも
もしかしたら本当は
私が
夜が明ける
おかえり
ただいま
ありがとう
愛しています

