昨日は寒いけどSUNSUNDAYだったから

久しぶりに自転車にまたがった。
行き先はお花やさん。
思いっきりペダルをふみこんだら
とまらなくなって
急いでもいないのにどんどん走った。
全力ペダルおばさん。

こぎながら頭の中で
ずっと同じ歌のフレーズが繰り返されていた。
「空から急に落ちてきた、流れ星のような人生
いい気になったり落ち込んだりして
陽が沈みまた陽が登る」
心に残る歌っていうのはなんだか自然に
胸のやわらかい場所にスッと入って、
ヒリヒリと染み込んで広がって
一瞬で特別なものになっていくから
歌って不思議。
20年くらい前。
白いシャツにボサボサ頭の
エレファントカシマシ宮本さんが
目を見開き「悲しみの果て」を歌っている姿に
声に言葉にメロディに
ノックアウトされた。
「悲しみの果て」には
「普通の日々」が手を広げて待っていた。
「流れ星のような人生」
それは
私たちのことだ。
お花やさんはもう春だった。
赤毛のアンが水平帽子に
小径で探して飾った花を想像しながら
ゆっくり店内を歩いた。
花屋さんの空気は
なんとも瑞々しく爽やかで
頭も胸も清水を浴びたように
キリリスッキリリ。
小さなブーケを握りしめ
また自転車にまたがる。
小さな春を連れて浮き立つ気分で。
いくつになってもこうして
ささやかでもいい、花と一緒に
色どり色どられ。
小径に咲く野の花を飾った帽子が似合うような
そんなおばあさんになりたいよ。
ペダルを踏むと再びあのフレーズが流れ出す。
「今の自分を信じてみなよ
流れ星のような人生
今の自分を信じてみなよ
流れ星のような人生」

