私の2月は収穫の月で、


毎日ゆったり流れる時間の中で
再会、涙、笑いで溢れかえってる。
外出も車の運転も
ゆーくりのろのろ再開し、
刺激も少しずつ取り戻して充実して。
うん。
なんかエイ感じ。
愛溢れる気持ちをおさえきれず、
今の気持ち&状況を娘たちに
舞台女優さながらに感謝と共に伝えると、
「探してた眼鏡が頭の上にあった!みたいな?」
と長女。
「うーん。ていうかなんというか...」
「壊れたワイパーが動き始めた!みたいな?」
「うーん。」
「やばーい!愛しかなくね!?みたいな?」
と次女。
「それ!!」
単純にいうとそれ。
昨日はひとりで車を出した。
13年目の愛車で土手沿いをそーっと走った。
(2年間運転できなかった)
ゆーくり走ると
春が近づくことを知らせる色、匂いを感じられ、
何にもできない時間に育まれたものは
確かにある、と
その尊さをしみじみ感じ入った。
用事を終わらせ、立ち寄った喫茶店には
絵本が置いてある。
はやる気持ちで3冊選び、席についた。
「マドレーヌといぬ」はお気にいり絵本。
シュールでかわいいお話し。
パリの名所が描かれたページは美しく、
いつも釘付けにされてしまう。
思えば、幼い頃から
「モチモチの木」の
切り絵のようなシュールな絵に心ふるわせ、
おじいさんの愛に涙する、
そんな子どもだった。
誕生日にはおもちゃより絵本を欲しがった
と母が言っていた。
幼い私はたくさんの絵本をながめ、
たくさん想像して
たくさん夢を見た。
幸福なあの日々がよみがえり、
心にどんどん灯がともる。


(このカップソーサーがお気にいり)
これからまた歳を重ねていくうちに
今の自分の生き方を「これでよいのだろうか」
と自問自答してしまう時があるのだろうか。
きっとある。
そんな時には
愛する絵本をまた手に取ってみよう。
目を閉じれば
母の作ったデニムの手提げバッグを片手に
絵本を抱いて笑う
瞳を輝かせた少女の私が
いつでも待っている。


