短歌集 『霜月』 壱 | ヽ(´∇`)ノ日和♪

ヽ(´∇`)ノ日和♪

自作の詩や音楽についてのブログです♪




この胸に
楔の如く
打ち込んだ
小さいけれど
譲れぬ誓い


  チューリップ赤



輝きに
目が眩むよな
今 という
瞬間を胸に
焼き付けておく



  チューリップ赤



世界とは
己とともに
在りしもの
あなたがいるから
この星がある



  チューリップ赤



幸せを
失わぬがため
臆病に
なってしまうと
気づく夕暮れ



  チューリップ赤



空と海
交わる色の
溶け合って
ひとつになれば
夜は深まり



  チューリップ赤



秋の雨
身に沁みるよな
静けさが
思い出させる
若かりし頃



  チューリップ赤



この夜は
漆黒の翼
深淵も
果てもなき闇
安らぎの刻



  チューリップ赤



珈琲の
立ち上る香り
目を閉じて
心を温め
時を漂う



  チューリップ赤



ぼんやりと
泉は見えど
遠ざかる
来た道はすでに
砂塵に吹かれ



  チューリップ赤



永遠は
あるよと言って
笑う君
僕は瞬間
だけでいいのに