短歌集 『如月』 壱 | ヽ(´∇`)ノ日和♪

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梅の木に
春はまだかと
尋ねれば
微笑み揺れる
冬の日の午後



  夜の街



窓辺より
風の音だけが
過ぎ去って
夜を連れ来る
灯ともしの刻



  夜の街



儚くも
消え去るは夢と
知りつつも
人であるゆえ
また 夢を見る



  夜の街



裏路地を
ひとり歩けば
黒猫と
すれ違いざま
交わされる問い



  夜の街



舞い上がる
翼を持った
君だから
どこへでも行ける
あの空をこえて



  夜の街



いつだって
どんな時でも
傍らに
いっしょに生きて
いる人がいる



  夜の街



「どこへ行く?」
問いかけられて
走り出す
つないだ手と手
はじまりの日に



  夜の街



夜半過ぎ
降り出した雪は
朝に溶け
露と流れる
浅き夢のごと



  夜の街



沈みゆく
夕陽を君と
追いかけた
あの高い丘の
その向こうまで



  夜の街



雑踏に
我 独りかと
振り向けば
夜空には月
絶えず輝く