梅の木に
春はまだかと
尋ねれば
微笑み揺れる
冬の日の午後
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窓辺より
風の音だけが
過ぎ去って
夜を連れ来る
灯ともしの刻
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儚くも
消え去るは夢と
知りつつも
人であるゆえ
また 夢を見る
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裏路地を
ひとり歩けば
黒猫と
すれ違いざま
交わされる問い
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舞い上がる
翼を持った
君だから
どこへでも行ける
あの空をこえて
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いつだって
どんな時でも
傍らに
いっしょに生きて
いる人がいる
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「どこへ行く?」
問いかけられて
走り出す
つないだ手と手
はじまりの日に
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夜半過ぎ
降り出した雪は
朝に溶け
露と流れる
浅き夢のごと
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沈みゆく
夕陽を君と
追いかけた
あの高い丘の
その向こうまで
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雑踏に
我 独りかと
振り向けば
夜空には月
絶えず輝く