短歌集 『葉月』 壱 | ヽ(´∇`)ノ日和♪

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この夜に
響き渡れと
爪弾いた
あの夏の弦
今は錆びゆき



  ヒマワリ



仰ぎ見る
重く垂れ込む
鉛雲
水の匂ひが
雨を呼びしや



  ヒマワリ



日の光
この身に浴びて
溶けていく
心の澱も
シャボンのごとく



  ヒマワリ



夏の日の
郷愁はもう
色褪せて
セピアの風に
ふわりふわりと



  ヒマワリ



潮騒の
奏でる音に
抱かれて
面影 遠く
夢の彼方へ



  ヒマワリ



暑い日に
降り注いだのは
鉄の雨
黒き光が
全てを奪い



  ヒマワリ



ひまわりの
微笑み揺らぐ
夏の午後
空 高くそびえ
大地を抱き



  ヒマワリ



朝顔も
ほころぶ笑顔
滲ませて
共に迎えん
新しき日を



  ヒマワリ



あの朝も
お前は空を
見上げつつ
微笑んだのか
日に向かう花



  ヒマワリ



霧笛鳴る
埠頭にひとり
たたずんで
潮風強く
頬を撫でゆき