漠然と「住民税非課税」と聞くと貧困と
結びつきそうだけど、そうとは限らない。
今の制度だと住民税非課税になると
メリットは多い。
①住民税がタダ
これは当たり前
②国民健康保険料や介護保険料が安い
③各種低所得者給付金が受けられる
今年だと「電力・ガス・食料品等価格
高騰支援給付金」の7万円が給付された。
④年金生活者支援金を受給する条件の一つで
その条件とは
65歳以上の年金受給者
世帯全員が住民税非課税
前年の所得が778,900円以下
⑤自治体の検診が無料または割安
⑥シルバーパスが安く手に入る
東京都の場合ざっくりだけど住民税非課税だと
¥1000で住民税課税だと¥20510
⑦高額医療費制度の自己負担限度額が低い
等々数え上げたらキリがない。
65歳以上で年金だけを受給する人は年金額が
¥155万以下だと年金控除¥110万を引いた
額が45万円以下になるので住民税非課税に
なれる。(単身者)
でも年金が¥155万円だと月額13万弱なので
生活できないと思うのだけど、これには
株や投信の配当等を特定口座源泉有りにすれば
配当が出るたびに20.315%が課税されるが
既に課税済みの所得なので確定申告する必要は
無い。
だから、配当収入が月々30万(課税後)あり、
年金が月々13万弱なら、月収43万だけど
住民税非課税に成ることは可能なのである。
持ち家でこの位収入があれば月に1~2回ほどの
旅行にも行けるし、少し節約すれば車だって
数年で買う事が出来る。(車種にも依るけど)
大学卒業して60歳や65歳まで厚生年金を
払い続けた諸兄は年金が155万以下というのは
無理だけど、離婚して年金分割した人とかだと
可能性は十分にある。
今回は単身者に的を絞って(505が単身者
だから)説明したが、夫婦の場合は計算が
違ってくるので各自調べて計算して欲しい。
今年度は去年の配当を申告してしまったので
住民税は非課税にならないが、来年度からは
住民税非課税になるべく努力していきたいと
思う。(去年度は非課税)