ハイパープロジェクション演劇ハイキュー「烏野、復活!」感想 | Mr.パラレルワールド

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11月26日マチネ

見てきましたーーー!!

今まで見た舞台の中でも最高潮に興奮した前作ハイキュー初演から約1年。再演を経て、待ちに待った新作公演です!!
ハイステの世界観はすでに独自路線を見出してますし、これからも期待大。

まぁ、そんな「めっちゃ楽しみ!」な気持ちを温め温め…観劇してまいりました。


今回は原作で言うところの烏野VS音駒、所謂「ごみ捨て場の決戦」と、イン杯予選の伊達工との対決までを描きます。

前回は物語のはじまりということもあり、烏野高校バレー部自体の人間ドラマにも焦点が置かれていましたが、今回はがっつり試合、試合、試合!
実質、烏野+音駒+伊達工なのでキャストもとにかく多い。それに加えてイン杯予選初戦の相手がいたり(1人だったけど)、お馴染み青葉城西の2人もいたので、とにかく目が足りなかったし、目まぐるしかった。

あと、今回どうにもチケットが当たらず一般発売のものをギリセーフで手にいれたのでなんと一番後ろだったのです。しかも梅芸のメインホールだから3階。思ったより遠くはなかったけど、最早見下ろしてる感覚に近かったかな。そのかわりに舞台床に映し出されるマッピングは、この間の2列目よりはよく見えました。
しかし人数も多い上、動きも多いし基本同じユニフォーム着用なので、人物の見分けをつけるのが難しかった…背番号もぎりぎり見えるかどうか。。。集中力との戦いでした。


最初の舞台セットはごみ捨て場の決戦よろしく、粗大ゴミやらで積み上げられたセット。なんだか感慨深い。
烏野にとっての因縁のライバル「音駒」との戦いを、より印象的にしていました。
烏野のライバル校って一つじゃないし、ライバルの意味合いが高校によってそれぞれ異なってるから面白い。
私にとっては音駒も青葉城西も、烏野にとってはやっぱりこれからもずっと良きライバルであり続けると思う。今回の伊達工も、烏野にとっては乗り越えるべき相手として大変重要だった。
そんなこといったら白鳥沢もそうか。重要なライバル校ばっかりだ。

物語は、陽向が研磨と出会うところからはじまる。原作通りだけど、ここから始めてオープニングにもっていくのは上手い。
ハイステのオープニングって本当にこう、音楽も映像も俳優さんの動きも素晴らしく、いつも涙ぐんでしまうのだけど、これはなんという心理状態なのだろう。
感極まる、というのが一番近いだろうか。
マッピングは前作よりゴリゴリ使われるようになったきがする。文字での演出が少しくどい。

合宿シーンや練習シーンは相変わらず小ネタも多く一人ひとりがフリーダムでガチャガチャ感。今回は音駒も同じ人数いるからさらにわちゃわちゃ。
夜になって布団が出てきて、高校ごとクルッと入れ替わる演出は面白くて笑ってしまった。最初は高校ごとに入れ替わっていたのに、途中から二校とも普通に存在してたのも演出の妙。最初から二高出してたら当然同じ部屋にいるように見えるだろうけど、途中からだとちゃんと脳内で「ここは別の部屋だ」と想像できるから。
飛雄が間違えて研磨の布団を剥がしたのも面白いハプニング。

音駒との試合シーンは圧巻の一言。
それぞれの高校のカラーがしっかりあるので、また青葉城西とは違うのだろうかと思ってはいたけど、物凄い。
音駒と言えば、「猫のようなしなやかな動き」。そして一人ひとりのずば抜けた個性というよりは冷静に相手チームを分析してとにかく繋ぐ、というようなスタンス。これをどう演劇的に表現力するのだろうと思ってはいたけど、逆に物凄く動くのでびっくりたまげた。
前回もバレーシーンは実際にボールを使うだけではなく、試合の戦況とか個人の気持ちなどを様々なダンス(のような動き?)、フォーメーションで表してきた。今回の音駒チームはそれの最たるもので、とにかく飛び出しまくるアクロバティックな技。でもただ飛び跳ねるだけではなく、その「猫のようなしなやかさ」がきちんと表現されているのがすごかった。バク転も倒立前転もブレイクダンスちっくな足技も、とにかく8人全員が軽々と、まさに猫の動きのようにやってのけていた。ちょこまか動くのでとにかく目が足りなかったけど最早「感動の域」です…。
また、研磨が音駒の脳である、というのもフォーメーションから伝わってきてよかった。

伊達工戦も、鉄壁という力強さをどう演出のするのかと思っていたけど、こちらは音駒と打って変わって、ここの身体能力というよりは音の効果やマッピングで表現された。大きな音やマッピングで地面を揺らしているようにみせていたのは衝撃的な迫力。
途中から激しめのビートを刻みながらのラップ対決になったもの楽しかった。なんだあの耳残りする曲は。


それぞれの学校のカラーがここまではっきりと出ると試合場面はとても楽しい。
脚本も中屋敷さんらしく説明多め台詞多めで、最後への持って行き方も上手。
あっけなく負けても、弱小と言われようとバレーをやっていたことは事実。
でも、勝とうとしなければ、勝てない。

青春部活もののテーマとしては使い古されているかもしれないが、ここまでの「ステージ」、「パフォーマンス」を見せつけられると、相乗効果で振り切れる。

しかしながら、ここまで体力、身体能力、リズム感がいる舞台だと、安易に顔だけで〇〇役をやってほしいなぁと俳優さんに(心の中で)ねだるのは無理があるなぁと。
研磨役の子なんて最初こそもっと他にいなかったのか、なんて思ってしまったけど、そんな事言ってる場合じゃない。
バレーして、凄まじい数のフォーメーション覚えて何十分も踊り続けてバク転までしないといけないんだから。
素晴らしかったです。

相変わらず音楽は良いし、演出と脚本の相性もいいし、演者たちも素晴らしいし、
このままの路線でハイステは突き進んで欲しいです。
ただ、要素の一つ一つが濃いので「多すぎ」と、くどくなりすぎには注意かな。

当然のごとく見たりないので、ライビュ行きたいなぁ。

次は役者さん感想がかけたら。

エンタステージさんのゲネプロ映像
https://youtu.be/dmhv1V5O7YQ