・記録 101時間46分 順位 総合12位
通過時間
桜堤公園(68.6km) 21位: 8時間42分
両神荘体育館(152.9km) 20位: 21時間33分
小諸グランドキャッスル(261.7km)17位: 44時間52分(区間:21時間19分)
旧三箇小学校(394.1km) 11位: 73時間54分(区間:25時間01分)
ゴール静海亭(513km) 12位:101時間46分(区間:25時間52分)
※3か所のCP休憩時間は、全て2時間で合計6時間 ⇒ 行動時間 95時間46分
目標及び課題①~⑤に対する検証
★目標に対して
数字的な結果からは失敗 ⇒ 1年間を「90時間切」を目指して取り組みよる経験値は数段向上
★課題①に対して(休憩時間)
今回は2時間×3回で全て出発
第1CP後は問題なく行動が出来たが、第2及び第3後に関して寒さと睡魔による行動低下を招く
★課題②に対して(荷物の軽量化)
軽量化には成功 但し2021年で着用した第3・4でのライトダウンジャケットの未使用が寒さによる意識レベルの
低下を招く
★課題③に対して(区間特徴の確認と対応)
全区間を通して、地図なしで走破が可能になった
※レグレーションとして、必須なため確認のために使用
★課題④に対して(走力)
休憩時間短縮による運動低下及び意識レベル低下を招き、250km以降は想定から大きく下方
★課題⑤に対して(歩行スピード)
向上を実感(寒さと睡眠不足及びビバーク時間を除くと 時速6.0kmが可能に
4月30日(土) 新木場駅 9:00 一斉スタート ⇒ 小鹿野町「両神荘」152.9km
最前列に位置し、仲田・竹内・上野選手についていく。スタート後の信号は湾岸道路横断のため歩行者用は
赤が長く、青が短い(赤:1分50秒、青20秒)、ここは9:00スタートした場合のサイクルも調査済
⇒ 超長距離では細かい作業であるが、利点が2つある。
① 先頭集団で暫く動くことが出来る
② 多くの選手がここで一度ストップするため、単独走になることが容易
今回は信号を抜けたのが10名程度で作戦成功し川の道がスタートした。 今回も初513km挑戦に有力選手が挑んできた。100kmや24時間、200kmレースで優勝・入賞する選手もちろん永久ゼッケン組にも同じ様にレベルが高い。(私も有力選手の一人と感じました。半谷ブログ等から優勝・上位選手も参考にしていると声を掛けられました)スタート気温は15℃程度で走りやすい、上位陣は仲田選手を中心に引っ張られている感じがある。
私は単独走になりマイペースで進む、76kmまでのサイクリングロードは景色を楽しみながら、ぼんやりとした状態で毎回進む。76km以降は街中でここでも過去の経験から歩道の左右どちらを走行すると最短になるかは調査済で無駄なく走行できる。想定通り(6:33)21時間33分でCPに到着(21位) 2019年・21:24 ※2021年・19:50
トップ仲田選手はキロ6分で15時間台、他選手も全体的に速い。この時点で21位だが、他の選手の情報は全く関係ない。
5月1日(月)両神荘 ⇒ 小諸グランドキャスル 108.9km
8;34 スタート
脱水症状を感じていた手の浮腫みを感じて、尿の色も濃かったため経口補水パウダーを2本飲んでからのスタートした。志賀坂トンネルまでは歩きが中心だが、神流町までの下りで走る選択をしなかった。脚へのダメージが強かったからである。そして志賀坂の下りで睡魔に襲われる。蛇行しながらの行動、この区間での睡魔は想定外であった。これは苦戦するなと感じていた。当初19時間程度で攻略する予定が、21時間19分かかっている。
内山峠越えでも歩行・走行スピードが上がらなかったことが原因である。睡眠不足の影響と合わせて、少し低体温を感じていたことが考えられる。合計42時間で到着を考えていたが、44時間52分となっている。
ここで体調回復のために4時間程度の休憩の選択肢もあったが、1年間の取り組みがCP休憩2時間でのスタートのため予定通り、そちらを選択。強烈な睡魔を覚悟した。 5:52に到着
5月2日(火)小諸グランドキャスル ⇒ 旧三箇小学校132.4km
7:56スタート
上田城・善光寺までは順調に進むも、浅井交差点から猛烈な睡魔が襲ってきた。予想通りだ。幻聴・幻覚のオンパレード、振り返ると浅井交差点から旧道を通り、飯山までの記憶がない、予定外の飯山の「すき家」で食事を取ることに。精神的にも生き返ることができた。その後は歩き通して10:54に旧三箇小学校に到着。
この区間は21時間予定が26時間58分と大きく遅れる。CPでは睡眠時間の確保も検討したが、2時間休憩でスタートを決めて準備した。やはり1年間の取り組みに挑戦したい思いが勝ってしまった。
5月3日(水)旧三箇小学校 ⇒ ゴール・静浜亭 118.9km
12:56スタート
途中で潰れることは覚悟している。どこかでビバーグすることも想定しながら進むことにした。
「歩く」ことだけしか出来ない。相変わらず幻聴・幻覚は続いている。気が付くとチェックポイントで時間を記入している。コースが頭の中に入っているため、身体が勝手に動いている感じだ。夜になると低体温気味になり、バス停などで仮眠をとるが、寒くてまた歩き始める。これを何度繰り返したことか?
白根街道に入ると気温が上昇してきた。苦しいが「ほっと」した。まもなく終わる。自分の身体に無理させた。
様々なことがあり、今回が一番精神面で辛かった。
14:46に静浜亭にゴール、スタッフそして我が師・藤原さんが出迎えてくれた。
この区間も21時間予定が25時間50分であった。
今回の挑戦は記録上失敗でした。90時間切りに向けての1年間、CP休憩2時間という挑戦は経験値を向上させることが出来た。私のタイプだと総合力の水準を向上させることが自己ベスト更新につながる。また、大きな宿題を得ることになった。