ここでの超長距離レースは、500km以上のロードを中心とし、自分で必要な備品を背負って走るフットレースとします。

 

フルマラソン⇒100km⇒100マイル⇒250km⇒500kmへ距離を伸ばしてきました。

初めて、自分の身体がその距離を体験した時は、身体が拒否反応を示しました。

 

250kmまでの初体験による拒否反応は想定内の事でしたが、

 

250km⇒500kmへのそれは、想像を絶するものでした。

 

2018年に初めて500km超に挑戦した際は、380kmのCP(チェックポイント)では完全に脚が終わってしまい、下り坂では

前を向いて進むことが出来ず、後ろ向きで歩いていました。(笑)

 

CPでは、身体が欲するままに8時間も爆睡 ⇒ 残りの120kmを27時間かけて歩き通す。

 

2019年:2度目の500kmは身体の順応を感じ、感覚的には450kmまでは問題はなし。

2021年:3度目の500kmは最後まで問題なし。 そして8月に単独走で実施した530km走(新潟⇒西舞鶴)は余裕を持って完走

 

500kmを走る練習は日常的には出来ません。 250km⇒500kmへ挑戦する選手は必ず身体の拒否反応を経験すると思います。

 

その時に頼りになるのは何でしょうか?

 

正解はなく、試行錯誤・自問自答の繰り返しです。それを止めた時、自らゼッケンを外してしまうでしょう。

 

・絶対に上手くいく保証はない

・近道を探しても見つからない

・想像した向こう側の世界は思ったよりずっと遠かった

(親交のあるシンガーソングライター・タカハシリツ「プロングホーン」より)

 

(HGR:2022年3月 30km走)