ここでの超長距離レースは、500km以上のロードを中心とし、自分で必要な備品を背負って走るフットレースとします。

 

私が目標レースとしている4月30日スタートの「川の道フットレース514km」に向けて、

 

3月中旬より行うことは 自己理解力・計画力の把握です。

 

ここに至るまでは走力向上を重視して練習をしてきました。

 

スタート40日~10日前までの一か月間は、走力・メンタル等を含めた自己理解力・計画力を確認していきます。

 

1.実力把握:

   自身の絶対スピード、そしてレースでの基本となる「頑張らない走り」のスピードそして重要な「歩行スピード」

 

   レース中はこの2つのスピードを組み合わせて、進むために1km当たりの速度を知ることが重要で、目的地への

   到着予測をすることが容易になります。

 

2.休憩時間:

   身体的・精神的に最低限、どの位チェックポイント(CP)で休憩を取るか。

   

   突発的にコースで休憩を取る場合、どのようにするか

 

    → あらかじめ、マイルールを決めた方が得策です。

 

   ちなみに、私は ①2時間 ②3時間 ③3時間 と3か所のCPで休憩時間を取ります。その上でその時間内で行う作業内容を

  自分宛ての指示書を作成し休憩します。

 

   突発的には、3分間目を閉じながら、電柱や壁に寄りかかることにしています。

 

3.食糧計画:

    基本は、スポーツ羊羹と経口補水パウダーを持参し、コンビニ利用は1日1回の利用とルールを決めています。

    ※ コンビニでの5分間はあっという間です。

 

4.雨具選択:

    可能な限り、防寒兼防水で対応できるようにしていますが、薄手のもの、そして軽いダウンジャケットを含めて

    ドロップバックに準備します。 多少荷物は重くなりますが、動き続けるための最善策を取ります。

 

5.シューズ選択:

     これは1年間をかけて取り組みます。

     スピード練習やトラック競技を行っているので、最初は全てのシューズが候補になります。

     今回は、アシックス:メタスピード・スカイ、マジックスピード

             ナイキ:ヴェイパーシリーズ

             HOKA: カーボンXシリーズ

             ニューバランス等 4つのメーカーを履き、40日前に2足の候補になりました。

             レース前日まで、悩むと思います。

 

6.試走: 

     レース本番が翌年度以降の試走と考えています。

     他の大会も含めて、事前に試走するのであれば大会に出る必要はないと考えます。

 

7.レースマネジメント: 

     これが超長距離レースでは、一番楽しい項目と考えます。

     何が起こるかわからないことに対して、それまでの集大成として挑む。

 

8.修正力: 

     マネジメントがズレた時にどのように修正するか。  ⇒ 人間力が試されていると思います。

 

   「一人で地図を見て、迷い、不安を抱え、疲労や痛み、睡魔と闘いながら、

         自分が今何処にいるのか、 進んでいるペースもわからず、 混乱し、時に絶望する」

                                           これを超えた先に、ゴールがあります。

 

(HGR:2019年12月 トラックでのスピード練習)