スターリン時代、ある秘密研究所内のカフェのウェートレス・ナターシャの物語。

欧米の生活と変わらないような日常生活では飲み食いの豊富さと自由さを謳歌しているも、

しかし、一度皮を捲れば恐怖政治による嘘と暴力による監視社会。

プライバシーなど人間の尊厳、権利など生死についてもゴミ以下なのだ。

webより

        カフェによく通うフランスの物理学者リュックと良い仲になったナターシャは

パーティの夜、彼と激しいセックスシーンを繰り広げる。

これがKGBの耳に入り、虫けら以下の執拗な拷問を受ける。

秘密漏洩の疑いというわけである。

客扱いの上手なナターシャはKGBの協力者として切り抜ける。

 

        今も昔も力と暴力には人の感情や思考は何の役にも立たない。

人間性を無視した力による政治、全体主義のいつものパターンである。

 

         現在のプーチンの、味方以外はすべて敵という

あらゆる手を使って抹殺する、昔も今も方法は同じなのだ。

 

        人が何人か集まれば組織ができ、階級や役職、

組織を守るための役割が必要になる。

そして人の自由に介入してくる。そして束縛するようになる。

どこの国でも同じ、日本でも裏ではやってきた。