地球空洞説は昔から青少年の夢を搔き立てた。

また、大西洋の魔の三角海域・サルガッソーも迷宮として話題になった。

今では、ブラックホールだろう。

 

           スケールがでっかくて、どんな物でも吸い込み、

底のない落とし穴としての恐怖がなんとも不気味だ。

 

          このところ、穴に興味を持っている。

特に、プーチンのように、底知れぬ野望というのか、尽きない限界という

常識を超えた底なし沼の恐怖に近い、わけの分からぬ、

遭遇したらひどい目にあう、手の施しようのない事態になるであろう。

 

          まったく聞く耳を持たない。世界中の喉をからし、涙腺を空にしても、

台風やハリケーンの中心の穴のように何かを詰めることなどできない。

 

           プーチンのブラックホールを閉じる蓋はないし、祈りも通じない。

 

           しかし、自分が意図した戦争という巨大な落とし穴に、

自ら嵌ることはヒトラーと同様の結末を見るようになることを期待するばかりの毎日だ。

自作品 「穴or叫び」2022 紙:ハネビューレ 耳付き、木炭、大きさ:B全

 

自作品 「穴or叫び」2022 紙:ハネビューレ 耳付き、木炭、大きさ:B全

 

 自作品 「穴or叫び」2022 紙:ハネビューレ 耳付き、木炭、大きさ:B全

 

           自作品 「穴or叫び」はプーチンの野望に蓋はないし、

自分が掘った落し穴に嵌る、あるいは、誤操作で爆弾を爆発、

自爆してしまうといった消極的な期待。

そして、ウクライナと世界の人の叫びが集結し、

プーチンの息の根を止める力にならないのか淡い夢想しかない。