土曜日の寒く、風の強い日に、宮崎からピーチ航空利用の

米田さんを迎えに成田空港に行った。

その帰り道に「旧・房総風土記の丘」、「現・房総のむら」に立ち寄った。

以前は何回か行っており、何十年ぶりかではある

                

      以前の印象では、2,3mの規模の古墳がら大きなものまで、

所狭しと、ポコポコと並んでいる様は、墓というより古墳のパレード

あるいはダンスパーティの熱気のようなものが伝わってきていた。

初級巡礼2-1 房総風土記の丘+公津原古墳群+殿塚・姫塚 (fc2.com) より

      移転された旧・学習院初等科正堂(重要文化財)や

以前は開放的だった空間を、一部囲って、入場料を払って

「房総のむら」に入るようになっていた。

古民家、農家など移築し、江戸時代の村を再現し、

 

     張り子の虎や陶器の絵付けや、茶の湯体験やろうそくづくり、

鉄の小物づくりなど

家族連れで楽しめる実演がたくさん用意されている。

      レストランやショップなども含め規模も内容も充実しており、

2019年には入場者が700万人を越えた人気スポットになっていて、驚いた。

 

 

 

     アトリエのあるつくばみらい市にも「ワープステーション江戸」という、

主に時代劇の撮影のためのセットがあって、

江戸時代から最近は明治・大正の町並みもできた。

古いもの、特に単に利益を生まないという理由で、

日本は文化財というべき建築物を破壊してきた、

日本人が築いてきたものを金のために平気で壊して、次の世代に伝えるべ文化を、

未だに外人主導の評価によって、少しは破壊を食い止めることができるかもしれない。

 

               現代の生活の機能に合うかどうか、しかし、

瓦屋根、白壁の木造家屋の美しさと清々しく、開放的な空気感は、

欧米の重々しく閉鎖的な住居とはまるで地域社会や

「人類皆兄弟的」な連帯感が流れるようだ。