12月初め、紅葉を見に、取手市にある龍禅寺に行った。

紅葉の見頃と新聞で見て、久しぶりに訪れた。

以前訪れたの時は、金木犀の香りが寺中漂ていた。

巨木の金木犀は取手市指定保存樹木となっている。

 

               ここを知ったのは、日経アーキテクチュアの元編集長・細野透さんの著書

東京スカイツリーと東京タワー―鬼門の塔と裏鬼門の塔」を送って頂いた時だった。

ちょうど10年ほど前になる。

 

              南茨城の坂東市、守谷市、取手市と平将門に因む城跡、

神社仏閣そして伝説も多く、

細野さんの本にも紹介の平将門の側室・桔梗姫の塚が現在の294号の脇に建てられている。

よく車で通るのだが、小さな樹木で囲われた塚はいつも手入れが行き届いているように見えている。

 

               この龍禅寺の茅葺き屋根が美しい三仏堂は将門が生まれたとも、

将門が建てたとも言われており、取手市唯一の国指定重要文化財であり、

本の紹介で初めてして訪れたものだ。

 

              紅葉には時期が少し遅かったのだが、

本堂と隣接する茅葺き屋根の三仏堂佇まいに往時を思った。