場所はニューヨーク、世界金融の中心・ウォール街の近く、

あのワールドトレードセンター用の地下を掘った残土を埋め立てたててできた

マンハッタン島の南端、バッテリーパークシテイ

の中央にあるのは、メルリリンチ証券のウィンターガーデンのアトリウムとして現代版に変身した

古代ローマ帝国の神殿は、帝国主義の象徴として君臨する。

 

           ウィンターガーデンの左側は高級住宅街で小さなポケットパークが点在しする。

アメリカを代表する彫刻家スコット・バートン、メアリー・ミス、ネッド・スマイス

そしてシャー・アーマジャーニーなどの作品が存在感をしめしている。

 

         バッテリーパークシティの北側にハドソン川公園があり、

トム・オッタネスの児童公園となっている。

すべての造形にペニー銅貨(1セント銅貨)を拡大したブロンズが溢れている。

樋口正一郎著 都市と造形(鹿島出版会)p83-84 にて紹介済

ただ このブログでは「 シュタットラヌールのブログ」さんより写真借用

本来は後ろがハドソン川、そして あのワールドトレードセンターが見えていた場所

 

         世の中は全てが1ペニーのお金によって動いていることを

童話風寓話で展開する。ウォールストリート、WTC、金・金・金の子供の入り込む隙のない地域で、

小さい頃から金の力を身に着けようとするのか。

 

それとは反対に、お金を遊びの世界にしてしまい、

トム・オッタネスとNYCの役所の皮肉ともとれる思惑の結実か?

 

          自由の女神像やエンパイヤステートビルを見るには取っておきの

見晴らしの良い場所で大人は自分の人生を振り返る。