このところ個展をしていないので、誌上個展となった。
「Chronicle2015-19 Shoichiro Higuchi」はA4版16頁、最近の作品の抜粋を集めた。
何点かキャンバスの平面のものもあるが、レリーフ状のもので纏めた。
立体的なものは、またの機会にした。
その中でブログで紹介していなかった作品2点を見ていただきたい。
作品名は「Interface」。
カードボードは1m/m厚。
パネルから10m/m出た箱状の形態で領域をつくったがのが10年程前。
海外に度々行って、帰ってくると興味は変わり、またイメージもどこかに消えていた。
2017年頃からアクリルのカラースプレーを使うようになった。
「漂流」をテーマに表現しているうちに、この作品の続きにスムーズに取りかかれるようになた。
個々の箱、人や国がエゴイズムだけで漂流を続ける現代、
世界を繋なげる方法にアクリルスプレーが有効だと思いついた。
民族の持つ伝統文化を強引に消し去り、
支配するかもしれない問題はあっても、
分裂、分断を繰り返し、
この世界をチリジリバラバラにすべてが孤立した社会はおもしろくない。
ともかく表現して答えを出してみた。