いや、今年の大河ドラマの話じゃなくって...(汗)最近になってから、岸田内閣の支持率が低迷している。岸田は2026年まで総理大臣やる、長期政権だ‼︎などと言っていた自分にとってはちょっと想定外な事態である。なので、2024年以降の将来展望を若干修正しつつ、ポスト岸田と言われる人士についても個人的に論評できたらなあと思っている。


毎月半ばに発表されるNHKの世論調査でも36→29%と、一気に危険水域へと突入してしまった岸田。夏からずっとこんな感じで支持率が落ちまくっているが、打開策はあるのだろうか…


まさにどうする岸田内閣であるが、取り立てて失政をやらかした訳ではないし、ここで終わるのも勿体無い感があるんだよなー。ターニングポイントは6月、と言うよりはもっと前の和歌山での襲撃事件だったような気がする。あそこで自民が補選で大勝して一時的に波が盛り上がったように見えるものの、テロの原因となってしまった勢力に対する仕置きとしては極めていい加減なもので、与党全体がなあなあの対応で終わらせてしまった結果、その後のさらなる災厄を招いてしまったと言う感じか。誰がやっても同じ結果かも知れないとは思うものの、4月以降の岸田総理は、萎縮とまでは行かないものの、新たな脅迫や恫喝を恐れて安全策に走っている傾向が否めないと思う。

ま、2020年に最初に総裁選に出た時の得票がヒントになるのだが、あの時谷垣Gや清和会福田系議員の力を借りて、辛うじて全体2位に滑り込んだと言う体験が、その後の人事の面においても大きな足枷になっているように思う。「増税メガネ」などと言う幼稚な批判には与しないが、複雑な党内事情を気にし過ぎて、肝心の政策までボヤけてしまっている感が否めない。野党に突っ込まれるのも至極当然の話である。2024年の総裁選に勝つ見込みが無いのなら、さっさと退陣した方が良い。

かと言ってポスト岸田を5-6人並べてみた所で全然適任者が見つからないと言うのもある意味面白いものがあるが…💦💦💦


①茂木敏充

現時点で党三役や外相を歴任しており、総裁選レースと言う意味では常にトップに立っている。第一派閥の清和会がアレな状態で絶賛迷走中なので、何らかの理由で岸田が早期辞任した場合、主要派閥&公明党が推すのはこの人だろう。弱点としては、パワハラ気質で首相交代時の国民人気が見込めない事と、意外と親露派っぽい所が、今の時代に相応しくない。(ムネオ一派と距離が近い)政策は案外マトモそうで、スガさんみたいな能力不足から来る大チョンボはしなさそうであるが。うーむ…

②高市早苗

この人も、茂木氏と同じで一匹狼的な気質を指摘される。派閥に属してないのも、前回総裁選での経緯を見る限りどう出るか。実質清和会メンバーなので、出馬自体は可能だと思うが、総理総裁になるという「画」はまったく浮かばない。支持基盤はネトウヨ、とされて来たが、最近は岸田に重用されて入閣が続いた結果、言動が穏当・穏健になってきたと言う説もある。もし実現した場合、女性初の総理という事で歴史に残るのは確実であるが…

③西村康稔

まだ早いとの声があるが、万が一岸田が2025年参院選以降まで続いて長期政権となった場合、所属する清和会だけでなく、各派閥から担がれる可能性あり。高市氏同様、安倍とも近いが公明党系や鳩山邦夫系とも近い。ただ、総裁選出馬するとしても、神奈川県方面からの横槍がキツそう…(笑)

④河野太郎

いまだ岸田内閣では大臣のままであるが、総裁選レースと言う意味ではこの順位にまで堕ちている。国民人気、と言うより知名度は老若男女、圧倒的にあるのかも知れないが、ネット上では「ブロック太郎」など呼ばれる通り、性格に陰険さが常に漂っており、所属する志公会(麻生派)を引き継げるかも怪しい。おまけに、日産とトヨタの抗争がいまだ燻っている現在の政界において、神奈川県出身のこの人を担ぐのは大きなリスクである。怪しい業界からの献金も多々あるだろうし、もし総理になったら盛大に自爆するだけでなく、国民生活まで破壊して最悪の結末を迎える事になりそう(笑)テレ朝・NHK・日テレら売国マスコミ大絶賛で、第二の小泉政権と言うよりは、第二の橋本龍太郎政権と化す確信があります。僕的には、論外👎👎👎

⑤萩生田光一

自民支持層では根強い人気を誇る。幹事長向きとの声もあるが、岸田が長期政権化して、次の幹事長がこの人となった場合、あるいは。

⑥石破茂

今や癒し系ポジションだが、自民党野党転落時の功労者の一人なのは間違いない😑ライバル・安倍晋三暗殺事件とは無関係で、むしろ近年は再評価の傾向なのだが、彼としては絶好の機会が来る前に、自分の派閥を壊してしまった。政局観の無さが絶望的にダメ。

⑦林芳正

岸田派の永遠のナンバー2。人柄は意外と良いらしいが、本人も総理になりたいとは思ってないと思う。岸田暗殺などよっぽどの事が無い限り、同派閥から二人連続総裁、はあり得ん。

⑧小泉進次郎

河野太郎よりは明るさがあってマシであるが、地元が神奈川と言うのがネック。日産自動車との距離感はどうなのか⁉︎

⑨上川陽子

一部報道によると総裁候補らしいが、何より年齢がネック。改造内閣でも評価を上げたとは言い難い。

⑩泉健太

近年の野党第一党党首としてはかなりマトモであるが、次の総選挙での政権交代自体があり得ない。

⑪馬場伸幸

万が一であるが、日本で革命的レベルの世論の大変動があって、いきなり総選挙で100議席とか取ってキャスティングボートを握ってしまった場合。(これもあり得ない)

⑫泉房穂

元明石市長。この人が新党とか作ったら強いよ。玉木民主なんて一瞬で吹き飛びます(笑)政治家としてのキャリアも20年超と長いし、政局のダークホース的な存在としては、非常に期待できる。



ゆるーく政局の展望など書いてみるつもりが、こんなに長くなってしまった。と言うわけで、続きは(後編)にて…