ついに2月になってしまった。皆さん如何お過ごしだろうか。当方地元でノンビリ、若いのに●ートのような怠惰な生活を送っている、と思われる方もいるかもしれないが、一応得意のITと英語を利用して転職活動の真っ只中である。まあここ一年ほどは前職から次へ移るための充電期間といえ暇といえば暇だったのだが、新たな人生を歩むための前座としては、まあまあ悪くなかったんじゃないの、と思っている。そもそも法学部なんていう最も向かない大学に入ってしまった時点でその後の苦境は目に見えていたようなものだが…精一杯現実に抗い、努力し、少なくとも現状を良い方に変えることができた数年間だったと思う。趣味に溺れた(笑)エントリもこれからもずっとし続けていくと思うが、別に当ブログがどういう層に読まれているとかそういう事は気にせず、あくまでマイペースでやっていこうと思っているので。疑問に思う方やコミュニケーションが取りたいという奇特な方はコメント欄で。美人の女性なら10割増で大歓迎します(笑)

最近起きた大事件としては、やはりコロナ絡みやオリンピックがらみのアレコレだと思うが、予想より早くコロナの新規患者も減っているようだし、昨年末のあのショッキングな数字は何だったのかという感じだ。最近の傾向としては、政治の中道化が徐々に進んでいるという感じかな…!?部落●放同盟を基盤とするスガ内閣が失速する一方で、カウンターパートとしての共産党も失速しており、地方選結果を見りゃ分かるが混沌としていてかなり面白い事になっていると言えよう。学術会議の件もあったし共産党も自民党・スガ派と実は同根、唾棄すべき存在ではないかと、最近やっと気づいた(笑)良くいるネトウヨのように週刊誌記事レベルの薄っぺらい認識だと容易に騙されて、この国の腐敗勢力の尖兵になってしまう訳だが、そうならないように知性と感性を駆使して、あらゆる凡庸なレッテルの類から逃れなければならない...!!!


(中略)

今日はなんの話だったっけ。そうそう「麒麟がくる」の最終話が放送されたという話だった。一昨年の沢尻エリカの逮捕からいろんな意味で世間を賑わせて来たわけだが、自分は第3回あたりから全てリアルタイムで視聴してずっとダレずにここまで来たという感じであり、ここ最近駄作続きのNHKのドラマの中では奇跡的、と言えるほどの完成度の高さだったとおもいますね。

ま、ネット上に色々感想が溢れているので今さら私がどうこう言う筋合いも無いかもしれないがずっと見続けてきた者として。面白かった!!

最終回が「本能寺の変」で、その後に起こった山崎の戦いや光秀の死、がバッサリカットされているのはちょっと如何なものかと思ったが、本能寺の変に至る光秀の心理を丁寧に描いていたように思えるし、何だかんだ言って光秀の心の拠り所は足利幕府であり将軍・義昭だという事が良く分かる、秀逸な「変」に至る動機だったと思う!!本能寺の変の決行に当たって家臣である明智左馬助、藤田伝吾、斎藤利三に対して宣言するシーンはちょっとゾクゾクしちゃいましたね。なんだか淡々として悟りを開いたような境地で「敵は本能寺にあり!!」を言うのは新鮮でよかったと思います。その後の襲撃シーンも、まさにドラマ全体の真骨頂と言うべき壮大なカタルシス(笑)!!果たして数十名の近習や小姓だけで信長はあれほど持ちこたえられたのだろうかと思うが、森蘭丸は最後まで生き残って信長の死を見取る役を果たし、見事に反乱自体は成功しながらも、信長側の意地でも首を渡さない!!という必死さが、非常に伝わってきたと言えよう。

あそこで別人の首を信長様、といって晒すのもアリだと思うが、そこは脇の甘い光秀のやる事という訳で…史実を知っていればその後の展開がどうなったかは一目瞭然、明智家なんて木っ端微塵に吹き飛んで後生には裏切り者、痛々しい人とのイメージが付きまとっている訳だが。

やっぱり細川藤孝・忠興との婚戚関係が過剰に光秀を天下取りに急がせた感がありますね。毛利攻めの秀吉と細川が内通していたというラストもお見事!!全体的に淡々としていながらも、過去の回想シーンも流れて実に豊かで娯楽大作のフィナーレとして最高の終わり方だったんじゃないのと思う。

最後まで思わせぶりに光秀の味方のようなそぶりを見せておいて最後は「見守るだけぞ」という天皇もどうかと思いましたが、そもそも本能寺の変自体が宗教勢力を攻撃するという比叡山攻めと似たり寄ったりのテロ行為だから、変自体に正当性はあまり無いんですよねえ…

光秀生存説?を大胆にぶち込んできたラストは脚本家の「遊び」の類で真剣に論じるほどのものでも無いと思うが、ラストの謎の武士は駒が見た幽霊とも解釈できるし、少なくとも爽やかな余韻を残したし良いセンスだったと思う。イジメの復讐で大量殺人を犯して、最後はバッドエンディングではあまりに酷すぎるからね。作者が「魔太郎がくる!!」(by藤子A先生)を意識していたかはともかく、主人公の「うらみはらさで~」的な暗さはやはりあったと思う。別に佐々木蔵之介さんが光秀をやっても全然問題ないと思ったのだが、醸し出す雰囲気という点で長谷川さんが光秀に適任だったんでしょう。NHKのアナウンサーにも良くいるような小役人っぽい顔とも正直思うが、若い頃のシーンから非常に演技は安定していて、さすがだと思いましたw

案外一時間というのはあっという間に終わってしまうものです。スピンオフも製作されるかもしれないという事で、個人的にはあったか~い目で期待するとしましょう。


そういや明智光秀の嫡男、十五郎はどこいった(笑)?最終回で残念に思った点といえばココだけでした。ではまた。