だんだん日も長くなってきた。もうすぐ1月も終わりだ。当ブログも何やかんやで8カ月以上続いたが、予想外に書きたいことは溜まっていたというべきか、あまり世間に歓迎されそうにない愚痴も含めて、かなりの分量の文章をネットというこの広大な宇宙に投下させてもらった、と思う。当ブログ主の性格を読者の皆さんどう受け取るかは分からないが、当方いたって真面目な人間である。でもまじめに頑張ってるときよりも、いい加減な気持ちやヤケクソで何かに取り組んでるときの方が、世間に評価されていたりするから困り物だ。自分が進歩したと思っていても実のところ何も変わってないのかもしれないが。2010年2月15日から2021年1月12日。自分にとっては全く不本意ながら、巨大な敵との戦いに費やされた10年間だった。大学で学んで社会人になっても、何ら思い通りに人生を動かすことができない、という当たり前の事に気付かされた日々。でも人生最悪の日々を通り過ぎればもはや、それより下というのは無いのであって、これから自分の未来は明るいとしか言いようがない!!とにかく毎日を無駄にせず楽しく生きよう!!


という訳で最近、色々と陰鬱なニュースばかりで、こちらとしても過去の思い出や、不愉快な人間との不愉快な体験が繰り返し再生されるような、まったく生産性のない気分になりがちなのだけど。色々とネットで友人関係を広げようと努力してみるものの、あまり思ったほどパッとした効果は得られていない。

まあ仕事はともかく恋愛運は全くといって良いほど無いので、ボチボチ頑張っていくとするか。


今週は地方選だのいろいろあったけど省略。岐阜県知事選は超激戦だったけど、現職の古田氏が5回目の当選を果たした。一部の自民県議や維新が推す江崎氏は、コロナをめぐる失言もあり終盤になって失速!!基本的に地方の県政というのは汚れまくってるので政権交代マンセーwを唱えてる自分だけど、あんまりパフォーマンスだけで無能そうな首長を誕生させなくて良かった、のかも知れない。2019年の埼玉とかもそうだけど、自民の二階幹事長の傀儡になりそうな候補は、いくら保守を名乗ってたとしても胡散臭いぜよ。

数日前、コロナの日本での死者は5千人を超えたとか。医療崩壊が叫ばれているが、臨時で国営の診療所を作ってそこに陽性患者を収容するとかできないですかねえ。以前はホテルが隔離施設として使われたりしたが、日本には大学のキャンパスとか、不要不急で設備だけ豪華で役に立たない施設がたくさんあるじゃないですか。どうせコロナに少子化で大学の経営なんて火の車状態の所が多いんだから、国はどっか適当な場所を買い取って、安くて安全に医療を提供できる施設を設備すれば良いのである。本当に、戦後の日本人がやって来た事がすべて試されているというべき、コロナ禍における右往左往の馬鹿騒ぎである。テレビのワイドショーなんて見ても何の意味もなく、外に出て散歩でもしてた方がよほど健康的かも知れない。ヨダレや汗でベトベトでも、マスクしとくに越した事ないが。


コロナ、コロナ、コロナ。もうウンザリだ。


越年した「麒麟がくる」、第42回もちろんリアルタイムで視聴してましたが、いやはや物凄く中身の濃い話でしたね~。過去の回想シーンそしてクライマックスと言うべき信長と光秀の衝突!!と見所盛りだくさんで、息つく暇もありませんでした。そして次回は川口春菜演じる帰蝶のラスト登場回!!なかなか毒のある台詞を言わせてたようだが、濃姫さんは前回だか前々回だかで故郷の美濃に帰ってたんじゃないですっけ?光秀がはるばる下って帰蝶と相談する、というストーリーなのかもしれませんが、どういう経緯を経て本能寺の変の決行に向かっていくのか、そして有名な敵は本能寺にあり!!のセリフがどのようなタイミングで言われる事になるのか、まことにもって楽しみでしょうがないと言えよう。

年を取ってますます強情になる光秀と、誰にも心を許すことのできない孤独な独裁者・信長…、という感じで見ていてあまりにも痛々しい回なのだが、例のぶん殴りシーンは染谷・長谷川の熱演もあってあまりにも最高でした…!!最高でしたというのもアレだが、「麒麟がくる」では従来の光秀と信長の関係性を覆すような、非常にフレンドリーな関係の描き方がずっと為されてきただけに、終盤に入っての殴打シーンは逆にショッキングというか、脚本家の方も計算して見所を入れてきてる感じです。

歴史マニア歓喜の展開としては、鞆の浦に追放された足利義昭が出てきたのは重要なポイントではないかな。京都を追放されてからの足利将軍が実は将軍職を剥奪された訳でなく、秀吉が関白に就任する辺りまでずっと二重権力状態に近かったというのは最近注目されてる説だが、光秀の発する「全ての争いは、公方様につながっている」という台詞が良く理解できる事実ではないかと。

それにしても朝廷は何故そこまで足利将軍家を嫌って織田信長に肩入れし、高い官位を与えたかという分析も必要であるが…

ちなみに鞆の浦は現在の広島県福山市に位置しているが、江戸時代の福山藩や福山城とはまた別の場所に城下町があったようで、現在は川の底に水没してしまったとか何とか。いずれにせよ、釣りを楽しむかつての将軍・義昭のシーンはウルウルっと来てしまう本ドラマ屈指の名場面でした。(追記・鞆城下は水没してませんが、むかし津波があって甚大な被害を受けたのは確かなようだ。川底に沈んだのは山城国の淀城で、若干勘違いでした失礼)

傷だらけになって帰ってくる光秀に義昭様からの手紙を読み上げる駒、荒木村重の裏切りを機に一気に秀吉>光秀へと力関係が逆転する織田家臣の権力闘争、徳川家康の不幸な境遇など、終盤になって一気に歴史ドラマらしい重みが出てきたというか、全てのキャラクターが物語に欠かせない存在感を持って、本能寺の変・前夜と言うべき空気感を作り出してたように思います。


来週はいよいよ本願寺攻略が決着し、佐久間信盛追放、本能寺への後戻りできぬ分岐点に到達という感じだろうか。森蘭丸はじめ三兄弟の出現もあるはずで楽しみー!!(本当は蘭丸じゃなくて乱丸、三兄弟じゃなくて四兄弟なんだけどね。一番下の弟は本能寺の変直前に小姓の座を外れ生き延びるというラッキーボーイ)


という訳で次の更新は日曜日となりますー。暖冬は良いのだが、雪も降らないし水道管も凍らないので、こちらの緊張感も薄れてしまいそうだ。ではまた。