さて、暑い時期に突入してしまった。俺の寝ている場所はクーラーがないので真夏はサウナ状態\(^_^)/

その代わりといってはなんだが、天窓つきだがね。

 

Amebaピックアップといってアフィリエイトを事実上始めたので、どんなものかと思い試してみることにした。暑い季節にふさわしいかは分からないが、ドゥセックのピアノソナタ全集からの一枚。アレクセイ・

リュビモフ演奏。ようつべでも無料で上がっている音源だが、これは素晴らしいの一言。ちなみに我輩、大の音楽好きかつ元ピアノ弾きである。


あんまりどこでも聞けるような音楽はテレビを点ければそこらじゅう流れているのであって、こういうドゥセックの「告別」ソナタのような上質な音楽は、一年に何回も出会えるもんでもない。


人生、ムシャクシャしても何も得にならない場面ばかりである。ことに2014年以降の共産党ファシズムの時代、何度も体調を崩して死にそうな思いをしたことが何度もあった。夜寝る前にドゥセックやボッケリーニやルクレールの音楽に浸ると、なんと癒されることか。


とにかく大ベテラン・リュビモフ氏の演奏が素晴らしい。op.77の方は楽譜を持っていて弾いたことがあるのだが、再晩年の作品ということもあり、技巧的には大したこと無く、易しめとさえ言えるのが特徴。だが、作品の内容は本当に「濃ゆい」です。モーツァルト氏とは全然違うなあ。


Op.44は本当にきらびやかな技巧の連続で、ドゥセックという人がリストやタールベルクの先駆者だったことが窺える、キレッキレの作品。同時代のベートーヴェンに「告別」というタイトルからなにもかも丸パクリされ、歴史の片隅に消えている感がありましたが、作品のベクトルは真逆です。ベートーヴェンの告別が明らかに同性の友人との別れを描いているホモっぽい作品なのに対し、ドゥセックのは女性です。それも上流階級の。

最終楽章がまるでオペラのクライマックスのような濃厚さで、エロスの真骨頂という感じ。

こういう作品は中々ピアノ曲ではお目にかかることはないので、つい毎日のように聴いてしまうんだなあ。


ブリリアントのcdはどうせ安いので、損得を気にせずに気軽に買えるのが良い。古楽や室内楽の新録音の充実ぶりは、まさに神レベルといっていいでしょう。