母が急に具合が悪くなって救急車で運ばれて入院したのは2月のことでした。
94歳になってもマンションで一人暮らしをしている母、
少々ボケが始まったみたいで、なんでも忘れることもおおくなり
火事でも起こさないか、とかいろいろ心配なことはあったけれど
体のほうはいたって丈夫かな、と思っていたところの入院でびっくりしました。
👇去年のブログです
一時は、重病かと思われたけれど、お見舞いに行くと、ベッドに拘束された体で口だけは威勢よく
「何か甘いもの持ってきたの?」と言ってくるしまつ。
まだ、流動食を看護の人に食べさせてもらってる状態なのに。。。。。
そのうち、徐々に回復し、もうすぐ退院する、ということになり
一人暮らしのマンションに戻るのは無理、ということで
急遽老人施設を探して、退院後は自宅に帰らずそのまま施設にゴー、ということになりました。
お陰様で老人ホームは千葉市内ですぐに見つかりましたが、母の気持ちは収まらず、
病院から携帯電話盛んにかけてきて、
「なぜうちに帰れないのか」とぐずぐずと怒ってきます。
それでも、妹夫婦の尽力でなんとか施設のほうに移ることができ、
2週間前に様子を見に行くと、尿を管からとる装置をつけたまま、嬉しそうに歩き回っているお姿が。。。
話をする人もたくさんいて、楽しいのだとのこと。
妹と住むことも拒否した上に、
それならと、何年もこういう施設に入ることを進めていたのに、あれだけ嫌がって、嫌がって
憎らしくなるほど拒否し続けていたのに、その舌の根も乾かぬうちに「楽しい」だと。
5日前にまた訪問したら、尿の管も取れて、完全復活も近い、という驚異の回復。
妹が、「病院退院するとき、車いすどうしますか?と聞かれたけど、どうせ乗らないだろうと思って断った」と
いっていたけれど、正解です。
杖も何もいらずに施設内を歩いていて
同じようなおばさま(おばあさま)たちとラウンジみたいなところで大声でおしゃべりしています。
母の面目躍如。
安心したし、嬉しいし、めでたいことです。