長い間にはけっこうお金も使って英語に親しんできたけど(本当は勉強した、と言いたいのだが、それはいい難い。。。)定冠詞と不定冠詞がどうにも苦手で、使えない女、となってます。


日本語ぺらぺらの外国人の友人が

「一人のおじさんが〇〇」といったのを聞いたとき、この人は頭の中で, きちんとaとかanが浮かんでるんだろうな、という新しい発見がありました。

私たちは普通におしゃべりするとき、一人ということを強調したい以外「ひとりのおばさんが〇〇して

」とかあまり言わないと思うんです。


それでも大昔よりは冠詞の持つ意味が少〜しわかってきたかも。


前にカズオ・イシグロの日の名残りの解説を読んだとき、解説者が「これは原題が remains of the day だが、もしof a day だったら意味が違ってくる、」というようなことを書いていて、あぁ、そうなのか、よくわからんが、と、もう少しでわかるってほどの会得(なんだか曖昧ですがてへぺろ)をしたのをよく覚えています。


先日も車の中で音楽を聞いていたとき、ビーチ・ボーイズの曲のタイトルが、the warmth of the su まで見えていて、the warmth  of the summer きっとあの年のあの夏のこと、ってことでthe summer になったんだなぁ、なんてしみじみして聞いていたら、なんのことはない、summer ではなく Sun でした。

それなら中学でも習ったわ~。

月とか太陽とか、一つしかないものにはthe をつけるって。


でもその先何十年も、一つどころじゃなくたくさんあるものにもthe  つけるじゃん、と中学の先生の教えに疑問を投げかけ続ける毎日となりました。


二人目の孫も生まれてるような年なのに、未だにこんな事考えてるオババです。

 

Shut Down Vol 2