2008年に開業して以来9年になりますが、経験上、箕面森町や能勢豊能町は熱射病(うつ熱)の出にくい地域です。
それは、気温が下がるので、それまで体内にこもった熱が放散されるからだと思われ、今夜のような湿気が高く気温が高い日は、それでもうつ熱の危険があります。
 
うつ熱は2つの病気として出てきます。
一つは、人と同じでよく知られる熱中症・うつ熱。これは体が熱く、呼吸が荒くなる場合。目が充血し、舌がとても赤いことも発見のポイントです。
もう一つは気管虚脱。呼吸が荒くなるのは同じですが、こちらは体温はあがらず、目の充血もありません。
舌が白や紫色になり、呼吸音がゲコゲコ、ガーガー、ベコベコといった普段聞いたことがない音になり、泡をふきます。
どちらも緊急事態なので、時間に関係なく動物病院にお電話ください。
予防や応急手当として、飲み水に氷を入れて、のどを冷やすことは有効です。
小さな氷は緊急時に有効ですが、冷たい水を大量にとるのはおなかによくないので、予防としては、水入れに大きな氷の塊(100均にかき氷やロック用として製氷皿を売っています)だけ入れておいて、舐めたり噛んだりしながら舌をひやしてもらう方法があります。
病院にいないときは携帯電話に転送するようにして、いつでも対応させていただいていますが個人営業なので、お電話に出られないこともございます
そのときには、北摂夜間救急動物病院
tel:072-730-2199

http://www.heah.jp/

にお電話してください。