姉 7   不合格 | アダルトチルドレン・HSP 和やかに楽しく生きる!カウンセリング

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東京カフェカウンセリング 
アダルトチルドレン・HSP・恋愛依存症 専門カウンセラー 豊田文子

※このお話は、テーマ「姉と私」の姉1~6を先にお読みください。



せっかく実習に通うようになったのに、ここへきて「休む」と言い出した。


朝も起きているのに、、どうして、、、困った!




この騒動を聞きつけ、母が起きてきた。




そして、優しく姉に話しかける。


どうやら、お小遣いがなくなって、交通費がなかったみたい。



早く言えばいいのに!!



あっという間に解決し、10分ほど遅刻でなんとか出勤。



往復の交通費で700円、食事は支給だけれど

飲み物を飲んだり、1,000円はつかっていたみたいで

先日渡した5,000円もあっという間になくなり

お小遣いもなくなっていたみたい。




お金の使い方はこれからの課題になりそうです。がま口財布




休む、休まない、行きたくない、、、と言ってはいたけれど、

なんとか実習も進んでいった。



後半になると、同じ実習生とも話をするようになったみたいで

周りの人の話が出てくる。

そんな中でも、ジョブコーチとのやりとりに興味津々です。




「支援者Mさんは、下の名前で呼ぶけど、名字で呼んでほしいダウン

「支援者Mさんがいると、なんか緊張しちゃう」

「ジョブコーチMさんと、これからの仕事のすすめ方を話した」

「ジョブコーチMさんが、こうすれば覚えられるって言っていた」

「私、ジョブコーチMさんを信じてやってみようと思うDASH!



ジョブコーチMさんてどんな方なんだ!?

母はジョブコーチMさんと姉のやり取りを聞いて

涙を浮かべていました。



「他人を信頼できるようになるなんて。。。しょぼんキラキラ



たった2週間でものすごい進歩だと思います。





そうこうしているうちに、あっという間に

2週間は過ぎ、実習は終了しました。




数日後、支援者Mさんから連絡が入りました。



「不合格ですダウンダウン




「理由は、清掃時に出るゴミが20~30Kgと重くて、

それを毎日10個以上運ぶことは女性にとっては過酷。

残念ですが、お姉さんはゴミを運ぶことができずに

結局同僚の男の子が全て運んでいました。

リーダーシップを発揮して、頑張っていましたが

そういう理由で不合格です。」




・・・・・・フゴウカク。。




姉になんて話したらいいんだろう。。




私「あのね、、今回は会社側の都合があって、ダメだったみたい。」




姉「あっそ。他の人は? 私だけ? 他の人は受かったの?」


私「わからないけど、会社側の理由ってことはダメかもねぇ」



他の人のことはわからないけど、恐らく一緒に働いていた子は

合格でしょう。

しばらくの間、しつこく聞いてきたけれど、ごまかしつづけた。

姉は、納得していなかっパンチ!



くやしかったんだろうむかっ



つらかったんだろうむかっ




姉「あんな会社しらない!大ッ嫌い! もう二度と実習なんて行かない!」




気持ちがわかるだけに、つらいところです。

でもね、受け止めなきゃね。




ずっと言っているので、仕方なく支援者のMさんに会いに行くことにした。

支援者Mさん

「すごく頑張っていました、評価は高かったですよ

 リーダーシップを発揮していましたよ

 真面目で素直で、一生懸命やっていました

 仕事がなかなか覚えられなかったみたいですけど、

 最後のほうにはだいぶ覚えていましたね。

 パートの方が支援をしたことのない方だったので

 挨拶の声も大きくなってきていましたね。

 課題はありますけど、とてもよくやっていました。」

 



それでも納得しなかった。




ジョブコーチに会いにいった。

ジョブコーチMさん

「リーダーシップを発揮して、頑張っていました。

 一緒に色々挑戦しましたね。

 ただ、企業側もはじめてのことだったので

 どうしたらいいかわからなかったみたいですね。

 そういう意味では不幸でした。

 他にも実習先はありますよ。

 一緒に頑張りましょう!」




それでも納得しなかった。



「私はね、とにかく働いてお金がほしいの!

 実習なんてしたくないんだよ!

 なんでわかってくれないの!?」


姉の希望は実習ではなくて就労。


でも、その前に実習が必要になってくるんだよ。


そこを理解できないと難しいよ。。




それでも、今までを考えてみれば

姉がこうして一緒に出かけてくれるのもスゴい!



勢いにのって、市役所に行きました。

ハローワークに行ってみました。


ハローワークは嫌がっていたけれど、

だましだまし連れて行く。

すると、担当者が仕事を3件紹介してくれました。



気合を入れて、面接の練習!

実習の成果もあって、相手の目をみて話したり

挨拶も上手にできます。



面接本番。

挨拶できました!

礼儀正しくできました!

話も上手にできました!



けれど、どれも不採用ダウン



私の仕事の関係で、埼玉県内の新しくできる

特例子会社の面接にも行きました。




けれども、結果はまたしても不採用ダウン




不合格が続き、またまた自信を失っていく姉でした。