普通ってなんだ? | アダルトチルドレン・HSP 和やかに楽しく生きる!カウンセリング

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東京カフェカウンセリング 
アダルトチルドレン・HSP・恋愛依存症 専門カウンセラー 豊田文子

先日、スペシャルオリンピックスに参加していたときのこと。



かなり軽度の知的障害をもつ方と、お話をしていました。




私「私ね、カウンセリングのお仕事をしているの」


Aさん「カウンセリング? あ、知ってる!ピアカウンセリングだ!

    話し合いをするやつでしょ?」


「話し合いかー・・・そんな感じかな?

 お話を聴くお仕事よ^^」


「あ、スミマセン、、普通の方が受けるのはピアカウンセリングと違いますよね。

 私たちのと普通の人のとでは、違いますよね。スミマセン。。」




私の言葉のニュアンスから、自分の知っているものとは少し違うな?

と思ったようで「スミマセン」と謝られた。

違ってなんかいないのに。。




この話の中で、私は「普通」という言葉に絶句してしまった。




本人は、障害を持っていることを理解していて、

それは「普通」ではないと教えられてきたのだろう。



自分は障害を持っていて、普通ではないと思っている

その心の内は、どんな気持ちなのだろう。


また「普通でない」と教えなければならない

周囲の人も、きっと傷ついたに違いない。




私は、姉の言葉を思い出した。




それは10年ほど昔の言葉だけれど、

私にとっては忘れられない言葉である。





「今度生まれてくる時も、ママの子に産んでね。

 その時は、もっと頭良く産んでよねー

 そうしたらねー、、、女子校に行きたい!!」






このときも私は絶句した。




私が簡単に手に入れてきたものが、

姉の来世での夢なのです。




今の人生を半分諦めて、次の人生での自分に思いを馳せる。




その望みは、

今の人生でかなえることのできるよな

とても素朴な夢なのです。



普通の人生。

普通の生活。



普通という言葉が、私には重くのしかかってくるように感じます。





ちなみに、今の姉の夢は

「働いて収入を得ること」



絶対に叶えさせてあげたいと思います^^




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