先日東京都最高峰雲取山(2,017㍍)へ宿泊登山。

1日目は峰谷から赤指尾根・七ツ石山を経て雲取山山頂登頂後、雲取山荘(以降単に「山荘」)で1泊。

2日目は山荘から再び雲取山山頂経由でブナ坂まで1日目で通ったコースを逆方向に進み、鴨沢へ下山。

 

行程等詳細は以下の通り下矢印

登頂日 ; 2021年12月9日(木)~12月10日(金)1泊2日
天気 ; 曇りくもりのち晴れ晴れ、2日目 晴れ晴れ
登頂先付近の気温(左;最低 / 右;最高、気象庁HPより)

 1日目 ; 2021年12月9日(木)
小河内 : 4.2℃ / 9.2℃
青梅 : 6.0℃ / 12.7℃ 
八王子 : 6.9℃ / 12.7℃ 
東京 : 8.6℃(3時時点) / 14.2℃ 
大月 : 5.1℃ / 11.0℃ 
甲府 : 4.2℃ / 15.6℃
2日目 ; 2021年12月10日(金)
小河内 : 3.7℃ / 9.2℃
青梅 : 6.4℃ / 11.6℃ 
八王子 : 6.5℃ / 12.3℃ 
東京 : 6.7℃ / 12.5℃ 
大月 : 5.3℃ / 10.3℃ 

 

コース概要

1日目;2021年12月9日(木)
① 峰谷バス停 6:55
② 赤指分岐(仮称) 9:30 (※1)
③ 七ツ石山頂 10:20~10:35 (※2)
④ ブナ坂 10:50
⑤ 小雲取山 12:05 (※3)
⑥ 雲取山頂 12:35~13:35
⑦ 山荘 14:05

(※1)途中ショートカットの獣道を部分的に経由。赤指尾根にて途中赤指山を目指すも断念して引き返す
(※2)あまりの積雪により以下青矢印ルートにて迂回

(※3)ヨモギノ頭経由

 

2日目;2021年12月10日(金)

① 山荘 6:30

② 雲取山頂 7:00 (※1)

③ 小雲取山 7:40

④ ブナ坂 8:30~8:40 (※2)

⑤ 七ツ石小屋下 9:15~9:20 (※3)

⑥ 堂所 9:40 (※4)

⑦ 権現平 10:40

⑧ 鴨沢バス停 11:00 (※5)

 

(※1) その先雲取避難小屋で10分超休憩

(※2) ヨモギノ頭巻道経由

(※3) 下の巻道経由

(※4) 道標の地点

(※5) 以降留浦バス停まで徒歩。バス降車後奥多摩温泉もえぎの湯で入浴

 

コース概略

 

まずは1日目のコースより写真と共に簡単に公開(掲載枚数;26枚)下差し

 

赤指尾根
登山道に入って前半は緩やかなコースで起伏の激しい箇所は少なかったが、石尾根と合流する前、残雪のある辺りから急登となり、かなりキツかった。マイナーなコースと言われてるだけにこの尾根で会った登山者はなし。全体的に整備された赤テープ等を確認すれば道で迷うことはないが、それでも2度ほど道を外してしまった。


下矢印 峰谷バス停からはしばらく車道が続くが途中ショートカットする獣道がいくつか存在する。ただわかりにくい箇所もあるので無理して通ることもない

 

下矢印 前日までに降った雨は奥多摩の標高の高い所では雪となり、石尾根と合流する手前で深さが徐々に増していく

 

石尾根(赤指尾根からの合流点~雲取山)

ここまで来ると更に積雪は深くなり、場所によっては吹き溜まりで足がズボっと埋まるほど(参考;前日山荘HPでは山荘前34センチ)。途中すれ違った登山者の中には雲取山頂まで行くのをあきらめて引き返したほど。私も引き返そうかあきらめかけながらも何とかたどり着いたが想像以上の体力を消耗し、本当に苦労しました。特に奥多摩小屋から小雲取山までの急登は死ぬほどキツかった。因みに七ツ石山を過ぎてブナ坂へ下る途中、背負っていたリュックのヒモが片方切れて左肩が浮いた状態になり、そんなハンディを抱えた中で尚更だった

 

下矢印 石尾根と合流して七ツ石山へはこのように雪の重みで樹木が道を塞いでいた(連続3枚)。樹木の下をくぐって通過したが後から思えば樹木を揺らして雪を落とせば通れるようになると気づいた(連続3枚)

 

 

 

下矢印 七ツ石山東側、高丸山との分岐。道標の埋まり方が雪深さを物語る


下矢印 七ツ石山山頂

 

下矢印 五十人平(でえろ)ヘリポート

 

下矢印 小雲取山~雲取山間、東京都側。見事な樹氷

 

下矢印 雲取山避難小屋が視野に入った

 

下矢印 その小屋に着いた。山頂は少し北に進んだところにある

 

雲取山山頂

七ツ石山頂からの標準タイム合計が105分に対して今回約2時間と15分オーバー。あの積雪とハンディではやむを得ない。だが22年ぶりに訪れた東京都最高峰の地。引き返さなくて良かった。山頂には年配の男性2人がいた。いずれも石尾根へ向かった。
登山者の多い時期はこの辺ごった返すようが2人が去って以降は自分一人で貸切状態。周辺景色を楽しみつつ、ここで昼食を取って1時間程長居した

 

下矢印 富士山を望む


下矢印 石尾根方面来た道を振り返る

 

下矢印 西側ほど展望はきかないが東京都内の山々を望む


下矢印 13時半時点手元の温度計で3℃(ちゃんと計れてるかわからないが)。厳冬期は最高でもマイナス10℃を下回ることもあると考えれば過ごしやすい方

 

下矢印 山荘方面にはトレースがない。誰も歩いてないようだ

 

雲取山山頂~山荘

下矢印 やはり誰も歩いてなかったよう。自身先頭でどれが道だかわからない中、急坂の深い雪をかけてトレースを付ける(連続2枚。通過前)

 

 

山荘にて

山荘到着は14時過ぎで山頂からかかった時間は30分。標準が20分なので10分オーバー。日没まで2時間以上だが、もうヘトヘトなのでまずは受付を済ませて部屋でゆっくり休んだ。因みにこの日の宿泊者は私を含めて5人?(もしかしたら4人)。土休日や夏季等登山者の多い時期は数十人(最も多い時で200人くらいだったとか)となるそうだが、今回は冬季平日とあって静かに過ごせた。やはり平日で良かった(そもそも人混み嫌いだし…)

 

下矢印 苦しみながらも無事たどり着いた山荘の外観

 

下矢印 受付

 

下矢印 廊下。壁際にコンセントがあってここでスマホの充電ができます

 

下矢印 今回泊まった部屋。この部屋は私1人だけの貸切状態でした。コタツが温かくて気持ち良い

 

下矢印 食事時間等の案内です。手書きでOMOTENASHIが自然と伝わってきます

 

下矢印 食堂はこんな感じ(連続2枚)

 

 

下矢印 この日の夕食。ごはんに味噌汁、ハンバーグ、オムレツ、冷やっこです。食料の存在自体が貴重な山での贅沢な食事。ごちそうさまでしたグッ

 

消灯は20時半。

 

以上1日目分終わり。

 

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