36人の選手およびコーチが退団となった女子プロ野球の今後 | 若鷹ひろしのスポーツ評論スタジアム

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 女子プロ野球は先週末に開催されたプロ・アマ戦の女子野球ジャパンカップが終了して今シーズンの全日程が終了となりました。そんな中、女子プロ野球では選手との契約を巡る問題で36人の選手及びコーチが退団することが発表。36人の退団選手のうち、京都フローラの厚ヶ瀬美姫については来シーズンからプロの後輩選手の指導に入ることが決まっており、現役引退。しかし、残りの35人については大半の選手がアマチュアチームへ移籍して現役続行の意向となりそうだ。今回退団となった残りの35人の中には、京都フローラの小西美加、埼玉アストライアの加藤優、愛知ディオーネの三浦由美子と佐藤千尋といった女子プロ野球を代表するスター選手も入っています。なぜ、こんな事態となってしまったのか・・・。

 

 

 女子プロ野球は2010年に京都フローラの前身の京都アストドリームスと愛知ディオーネの前身の兵庫スイングスマイリーズの2チームが結成されてリーグが発足。2012年にはレイアの前身の大阪ブレイビーハニーズが発足して3チームとなると、その翌年の2013年には埼玉アストライアの前身のイーストアストライアが発足して4チームに。現在は、3年前からレイアは若手中心の育成チームとなり、残りの3チームが支配下登録チームという形での運営となっています。リーグ発足当時は、職業スポーツ界全体で現役引退後の職業訓練を行うキャリアサポートが話題となっており、シーズンオフの冬の間は柔道整復師の専門学校で柔道整復師免許取得のための勉強をさせるという方針で話題となりました。だが、女子プロ野球は野球をするのが本業でありながら、冬場の柔道整復師資格試験で不合格だったからというだけで試合への出場停止処分が出たりしたケースもあったみたいだ。なお、この一件については現役引退後のことを考えて冬場は引退後の仕事のための勉強をしなければいけないという運営側の親心もあるようにも思えそうだ。今回の一件で驚いたのが、女子プロ野球は『わかさ生活』が競技団体の筆頭株主となっている法人で、女子プロ野球選手は『わかさ生活』の従業員という契約形態となっているとの話らしい。そういった背景から、今回退団となった36人のメンバーの大半が社員契約からプロ契約へと移行させて欲しいとの要望をしたのではとの話みたいで、運営側は彼女たちの要求を却下して退団となったみたいだ。運営方針についても、男子のリーグでは考えられないようなシーズン途中でのルール変更があった事例もありましたから、そういった問題は絶対にあってはならない状況にしなければならないのが運営側には求められており、それを楽しみにしているファンも最終的には振り回される事態となっていることは否めません。今後の女子プロ野球の運営では『わかさ生活』の方針に問題があった場合に異議を主張できる株主が必要だ。今回の問題では、野球以外のスポーツとの二刀流をしたら面白そうな埼玉アストライアのみなみ(高塚みなみ)と京都フローラの三浦伊織は来シーズンも女子プロ野球でプレーする意向であることが幸いだったように思われます。『わかさ生活』と同格の新たな女子プロ野球の大口スポンサーは現れるのか?高須クリニックよ。是非とも女子プロ野球の株主に。

 

 

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