宮尾綾香、10年半ぶり2度目の池山直との対戦は善戦しながら脚の故障から無念のTKO負け | 若鷹ひろしのスポーツ評論スタジアム

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 今日更新のブログでは今月開催された女子プロボクシングの世界タイトルマッチ3試合と、先月以降に開催された女子プロボクシングのノンタイトル戦について取り上げていきます。

 

 今月の女子プロボクシングは国内で世界タイトルマッチ3試合が開催されました。今月13日に東京・後楽園ホールで女子プロボクシングのダブル世界タイトルマッチが開催され、WBA(世界ボクシング協会)世界女子ライトミニマム級前チャンピオンの宮尾綾香はワタナベジム移籍初戦となる試合となったWBO(世界ボクシング機構)世界女子アトム級タイトルマッチでチャンピオンの池山直と対戦となり、この対戦カードは女子プロボクシングJBC(日本ボクシングコミッション)非公認時代の2006年4月30日に岡山オレンジホールで開催された日本女子ミニフライ級タイトルマッチで対戦して以来10年半ぶり2度目の対戦となりました。試合は、10年半前の試合とは異なり5ラウンドまでは宮尾綾香のペースで試合が進みましたが、6ラウンド開始早々に試合を優勢に進めていた宮尾綾香が脚の故障からリング上に倒れるハプニングが発生。最終的に宮尾綾香は試合続行不能となり、6ラウンド36秒TKOで池山直が勝利して5度目の防衛に成功。敗れた宮尾綾香は脚の故障の状況が深刻で担架でリングから降ろされる結果となり、10年半前の試合でのTKO負けでは池山直の強さに押されてプロ初黒星を喫した相手へのリベンジマッチも脚の故障から非常に悔しいTKO負けという結果に終わりました。ダブル世界タイトルマッチの残り1試合のWBA(世界ボクシング協会)世界女子ライトミニマム級タイトルマッチではチャンピオンの古川夢乃歌が岩川美花を挑戦者に迎えての初防衛戦となり、試合は規定の10ラウンドを戦って判定となり、3人のジャッジの採点は1人のジャッジが95-95でしたが、残りの2人のジャッジは96-94、97-93で古川夢乃歌を支持となりポイント2-0で古川夢乃歌が初防衛に成功となりました。なお、ダブル世界タイトルマッチ開始前にWBO(世界ボクシング機構)世界女子ミニフライ級チャンピオンの池原シーサー久美子が現役引退とタイトル返上を発表に伴い引退式も行われました。今月開催された女子プロボクシングの世界タイトルマッチ3試合のうちの残り1試合のWBC(世界ボクシング評議会)世界女子ミニフライ級タイトルマッチが今月18日に福岡県の九電記念体育館で開催され、チャンピオンの黒木優子は安藤麻里を挑戦者に迎えての対戦となりました。2年半前に当時チャンピオンだった安藤麻里に対して黒木優子が挑戦して以来、2度目の対戦となった試合は黒木優子が2ラウンドと5ラウンドに1度ずつダウンを奪う展開となり、試合は規定の10ラウンドを戦って判定となり、3人のジャッジの採点は3人のジャッジ全員が96-92で黒木優子を支持となり5度目のタイトル防衛に成功。安藤麻里は今回の試合でも人気ビジュアル系選手相手の試合では敗れるというジンクスを破ることはできず、試合終了後に世界タイトル2階級制覇は果たしたものの人気ビジュアル系選手相手の試合では敗れるというジンクスを破れないまま現役引退を表明となりました。

 

 

 先月以降に開催された女子プロボクシングのノンタイトル戦では、先月7日に東京・後楽園ホールで開催された女子アトム級4回戦でフクロウカフェのオーナーでプロボクサーとしてデビューした石川海がプロ2戦目となる試合でタイのペッターダム・ソーナーキンと対戦となり、試合は3ラウンド1分22秒TKOで石川海が勝利となりました。先月11日にエディオンアリーナ大阪で開催された上垣麻夜vs長井香織の女子ミニフライ級4回戦が開催され、試合は規定の4ラウンドを戦って判定となり、3人のジャッジの採点は1人のジャッジが38-38、残りの2人のジャッジの採点のうち一方のジャッジが39-38で上垣麻夜を支持、残りの一方のジャッジが39-37で長井香織を支持となったため、三者三様の採点結果により引き分けに終わりました。先月27日に鹿児島市民文化ホールで開催されたプロボクシングのイベントで、シュートボクシングの実力者からプロボクサーへと転身した吉田実代(みよ)が女子バンタム級6回戦で福田香奈と対戦となり、試合は規定の6ラウンドを戦って判定となり、3人のジャッジの採点は60-55、60-54、59-56で3人のジャッジ全員が吉田実代(みよ)を支持となりプロ初黒星の直後の試合は白星で終えることとなりました。今月4日にエディオンアリーナ大阪で開催された女子アトム級4回戦でプロボクシング界のビリギャルで話題の小村楓香が松岡瑞稀と対戦となり、試合は3ラウンド53秒TKOで小村楓香が勝利してデビュー2連勝としました。今月13日に東京・後楽園ホールで開催されたダブル世界タイトルマッチのアンダーカードのうち、先月以降の女子プロボクシングの試合では唯一の世界タイトルマッチ以外のタイトルマッチとなったOPBF東洋太平洋女子フライ級タイトルマッチでプロ3戦目となったチャオズ箕輪はフィリピンのカレアン・リバスと対戦となり、試合は規定の8ラウンドを終了して判定となり、3人のジャッジの採点は1人のジャッジが77-75、残りの2人のジャッジは共に79-73の採点で3人のジャッジ全員がチャオズ箕輪を支持となり世界タイトルマッチ挑戦へ向けて一歩前進となりました。当日開催されたノンタイトル戦のうち、9月に郷司利也子と対戦してプロ初白星を獲得した樽井捺月は女子アトム級4回戦で穐丸(きまる)早樹と対戦となり、試合は規定の4ラウンドを戦って判定となり、3人のジャッジの採点は3人のジャッジ全員が38-38となり引き分けに終わりました。一方、当日の試合がプロデビュー戦となった新田あつこは女子ライトフライ級4回戦で細田めぐみと対戦となり、試合は規定の4ラウンドを戦って判定となり、3人のジャッジの採点は1人のジャッジが39-36、残りの2人のジャッジは共に38-37で、3人のジャッジ全員が細田めぐみを支持となりデビュー戦は黒星の結果に終わりました。今月18日に福岡で黒木優子が世界タイトル5度目の防衛戦を戦った当日は、ノンタイトル戦の試合では福岡と大阪で女子プロボクシングの競演となりました。福岡で開催された世界タイトルマッチのアンダーカードとして開催された女子アトム級6回戦で葉月さなはタイのペットチョムプー・モークルンテープトンブリーと対戦となり、試合は2ラウンド1分58秒TKOで葉月さなが勝利となりました。一方、福岡と大阪の女子プロボクシングの競演となった大阪会場となったメルパルク大阪で開催されたプロボクシングのイベントでは女子2試合が開催され、高校教師でプロボクサーの奥田朋子は55㎏契約女子4回戦で満田美紀と対戦となり、試合は規定の4ラウンドを戦って判定となり、3人のジャッジの採点は39-38、40-36、39-37で3人のジャッジ全員が奥田朋子を支持となり判定勝利となりました。大阪で開催された残り1試合の48㎏契約女子6回戦では荒瀬あかりがタイのクリカノック・アイランドムエタイと対戦となり、試合は規定の6ラウンドを戦って判定となり、3人のジャッジの採点は3人のジャッジ全員が60-54の採点で荒瀬あかりを支持となり判定勝利となりました。