夏の甲子園を目指しての地方大会は全国各地で熱戦が繰り広げられてから1週間。2度目の週末に突入しました。
夏の甲子園和歌山大会は1回戦4試合が開催。第3試合は福岡ソフトバンクホークスの小久保裕紀(ひろき)の母校の星林が本州最南端の高校の串本古座と対戦しました。試合の方は1回にいきなり串本古座が1点を先制。5回には串本古座が1点を追加して0-2とリードを広げました。終盤、星林は粘りを見せて1点を返して1点差にまで詰め寄りますが、1-2でそのまま串本古座が勝利。星林は初戦敗退となりました。先月24日にヤフードームで行われた福岡ソフトバンクホークスvs北海道日本ハムファイターズの試合で福岡ソフトバンクホークスの小久保裕紀(ひろき)が通算2000本安打を達成。その翌日には小久保裕紀(ひろき)の母校の星林では野球部のOBの小久保裕紀(ひろき)の通算2000本安打達成の垂れ幕が星林の校舎に掲げられました。それを見た後輩達は小久保裕紀(ひろき)のような偉大な先輩に近づく為にも22年ぶりの甲子園切符の思いはあったはずです。ここ最近7年ほどは星林は夏の甲子園和歌山大会であまりいい結果を残せていません。最近では初戦敗退が目立ち県立和歌山商業(県和商)のような伝統校との試合では7回終了時点で7点差以上の点差になってコールドゲームという形で敗れるケースもあったりですから、甲子園切符を智弁和歌山と互角に争った星林は過去の話になりつつあります。この試合に勝った串本古座は、串本と古座が統合されてできた高校ですので、現在の校名になってからは夏の甲子園和歌山大会初勝利となりました。串本古座の初戦突破は前進の串本時代の2008年以来4年ぶり。その年は夏の甲子園和歌山大会ベスト4まで勝ちあがり、ベスト4では智弁和歌山相手にあわや大金星ではという試合を演じました。串本古座の2回戦の試合は19日に行われる予定の第2試合で和歌山工業(和工)と対戦する事が決まっています。4年前の再来はあるのか。串本古座の今後の戦いに注目です。
夏の甲子園静岡大会1回戦では先週の日曜日に行われた島田商業vs浜松商業の試合は島田商業の粘りで9回終了時点で2-2の同点で延長戦に突入しましたが、延長戦の規定の15回を終了しても2-2で決着が付かず引き分け再試合となりました。その再試合が今日行われ、7-8で島田商業リードの8回裏に浜松商業が4点を入れて逆転に成功。9回の島田商業の反撃を無得点に抑えて11-8で浜松商業が苦しみながらも逆転勝利で2回戦に進出しました。勝った浜松商業の2回戦の試合は明日、島田で加藤学園と対戦する予定となっています。強豪・浜松商業は今年は甲子園へ行けるのか。甲子園へ行ければ、おそらく静岡大会1回戦の島田商業との試合が話題になるでしょうね。
今日は沖縄大会ではベスト4が行われ、沖縄尚学vs糸満は8-2で沖縄尚学が勝利。前原vs浦添商業は9回終了時点で2-2の同点で延長戦に突入。延長14回の末3-2で浦添商業が勝利。16日の決勝戦は沖縄尚学vs浦添商業の対戦となりました。夏の甲子園の沖縄県代表は予定通りの日程で決勝が行われたら16日に決定します。
夏の甲子園地方大会主な結果(14日)
沖縄大会準決勝
沖縄尚学8-2糸満
浦添商業3-2前原
(延長14回サヨナラ)