こんばんは、うめざわです。
竹久夢二の絵に黒船屋という有名なものがあります。
(1884年9月16日 - 1934年9月1日)画家・詩人。本名竹久 茂次郎(たけひさ もじろう)
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かつて我が家にも黒猫がいました。
名前をここあといいました。
この絵を見ると懐かしくなるのは
黒猫の特徴をよくつかんでいるからでしょうか。

ここあは、ある日突然やってきました。
当時我が家に通っていた
野良猫にくっついてきたと思ったら、飛びついて離れずに
そのまま居座って15年。
好酸球が免疫を攻撃するという難病を抱えながら
よくがんばりました。
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くろねこっていうのは、甘えんぼさんなんですね。
竹久夢二の絵みたいに、抱っこが大好きで、
おかげで家の中でも毛皮を背負うはめになりましたが。

まあ、あれです。
他の子たちが逝ったのは真夜中過ぎで、
うっかり寝てしまい
看取れなかったことを後悔していたんですね。
それを察してくれたんですかね。
カメラが苦手だった子が、すんなり写真を撮らせてくれてから
2週間後の暑い夏の夜。
もう歩けないはずの子が、あしもとまで這ってきた。
這ってきたと思ったら、抱っこをせがんだんですよね、
そそ、ちょうどこの絵の猫みたいに。
そしてそのまま
深呼吸をすると、静かに
そっと、その心臓を止めました。

暑い夏と黒船屋の絵が
ほんの少し、あの日のことを思い出させます。
今頃は
先に虹の橋を渡った他の子たちと仲良くしているんでしょうね。

ああ
ちなみにこの
黒船屋のモデルは
彦乃説や(夢二のファンであり、絵を習い交際した女性で短い生涯だった。また夢二が最も愛した女性と言われている)
お葉説があります。(東京美術学校のモデルとして人気があり夢二とも同棲したことがある。)
ただ、
構図はヴァン・ドンゲンの「黒猫を抱ける女」を参考にしたとも言われ、
同じモチーフによる木版画や本の装幀もあります。
なので実際にこの黒猫が存在したのかどうかもわかりませんが、
甘ったれの黒猫の特徴をよくつかんでいると思ったりします。

それでは また。

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