データで考える | おばちゃんの経済自習室

おばちゃんの経済自習室

経済なんかサッパリしらなかったおばちゃんが経済を勉強してみるお部屋。

このブログを始めようと思ったのは、テレビや新聞で当たり前に使われている言葉や批判だけを見て
自分もわかったような気になってんじゃないかとか、実際興味を持って調べてみると違うやん!とか、
そういう経験があって、考えるクセと知識を身につけようってな理由なんです。

そうすると、ニュースなどの論調がどれもこれも怪しいw

例えば国会議員の定数削減。
国会議員は多すぎる!!となんか定説のように当たり前のように言われていますが、
本当に多いのか?と調べてみると、世界との比較のグラフ が見つかるわけです。
解釈はそれぞれだと思うのですが、私にはあまり多いようには見えない。

アメリカは国民皆保険なんて保険に入りたくない自由の侵害だ!憲法違反!!と
裁判所が言っちゃうほど小さな政府指向の国ですから、国会議員の数は少なくてもいいんでしょう。
色々と問題はあるらしいけども。

でも、日本は社会福祉が充実していて、決してアメリカのように国は国防だけやってりゃいいんだ
というようには考えないので小さな政府指向でもないし、地域住民の声を吸い上げるには、
今ぐらいの数は必要じゃないかと思うのです。
減らしすぎると特定の利権や癒着が発生しやすくなって、一般の人の声が届きにくくなるからね。

じゃあ議員報酬もらいすぎだー!というと、これは確かに国際比較でも額面としては多いし、
仕事もせずにもらってる議員がいるのも事実なので、減らせるなら減らしたいよね、と思うけれど
熱心に自分の足で飛び回って調査をするような議員さんほど持ち出しが多く、下手すると赤字になってる
(秘密裏に調べたい事柄は申請できないし、かと言って機密費も不正利用する輩がいるので批判の的だし)
という事実を考えると、一律報酬カットしたから解決するような問題でもないと思うわけです。
そもそもの問題として、あまり安月給だと贈収賄の問題も起こってくるしだね。

つまり、議員の話を一例に取ってみても、0か1かでは量れない問題が多いのね、という事なんですな。
だから、マスコミなどの論調に乗せられて、考えもせずにワーってならないように、
自分でしっかり考えて行動しないと、自分が住んでる国や地域が間違った方向に行ってしまうなぁ
これは恐いなぁと思うわけです。

だって議員定数削減だってさ、すでに利権を持ってる団体がより自分たちの影響力を強めるために
議員の母数を減らすプロパガンダで多い多い言ってるだけの可能性だってあるじゃないか。
常設型住民投票にしても、実質的に外国人参政権を認めるものなのに、協働とか地域参加とか
何か綺麗事を並べて、市民はおろか議員まで知らないうちに決まってる所もあるし。
(そういう議員は不勉強すぎると思うのだけど、それを議会に送ったのも地域住民なわけだし)

そういう意味では、今報道が全く当てにならなくて、インターネットが発達した世の中は非常にいいなぁと
思うわけですが、長らく考えない生活をしていて急にあれこれ考え出すと、
覿面にカゼ引いて知恵熱出ちゃったよ、というのが今日のお話でした(何

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