ども。へーさんです。ゴールデンウィークも後半に入りました。観光地の混雑ぶりを盛んに報道していましたが、自分はずっと家にいたので特に実感もせず。それも良いのかもしれません。そんな所で1661曲目。
momo-i「きみはホエホエむすめ」
画像は収録の『ファミソン8BIT』
元祖アキバ系の女王である桃井はるこさんが、アニソンを8bitサウンドで歌うという企画CDにボーナストラックとして収録された曲。この曲は企画とは少しずれてアニソンではなく、ファミコンソフト”アイドル八犬伝“のゲーム内ソングに桃井さんがボーカルを入れた曲になります。
とはいえ、アレンジはこちらも8bitサウンドです。ってじゃあ先ほどから出ている8bitサウンドとは何ぞや?という話ですよ。昔のパソコンゲームやファミコンゲームに使われていた音源を使用したもので、基本はパルス波2音、三角波1音、ノイズ1音の4種類の機械音で奏でる音楽になります。このへんはNES BANDで知った知識ですね。
という事ですごくデジタルな上にチープ、という音です。でもその無機質でピコピコした音が、ファミコン世代の自分にとってはたまらなく愛しくなる事があるのです。若い人達にとってはテクノっぽくて新鮮に響いたりするのでしょうか。
もちろんただ8bitサウンドというわけではなく、耳に残りやすいキャッチーなメロディや、アイドルソングの基本を押さえた構成(ちゃんとPPPHができる!)といった、アイドルポップスとしてきちんとしている曲でもあります。歌う桃井さんも、カクカクした萌え声(エフェクトかかってますよね?)がまさにファミコン音源といった趣です。
歌詞は意味無し系ですが、”ホエホエむすめ“という言い回しが誠にアキバ萌え系なのをはじめ、♪おねだりしちゃう ホエホエって~ ♪オチャメなむすめ ベルマーク~ ♪ズゲッときたわ~ といったフレーズも独特で、ある意味センスを感じさせます。ちなみに歌詞には”円谷一““河崎実”“成田亨”の3名の人名が織り込まれているそうです。
技術的に制約された中でも耳を捕らえて離さない、という昔のゲーム音楽ならではのキャッチーさが出ている曲だと思います。桃井さんのボーカルも、まさにゲームの中のアイドルをそのまま具現化したようでした。とここまで書いてきましたが、実は自分はこの”アイドル八犬伝“というゲーム、やった事がありません(笑)
「きみはホエホエむすめ」momo-i
作詞:さだきょうへい/朝生 PSG 見里
作詞協力:リバートップかわさきみのる
作曲:さだきょうへい/朝生 PSG 見里
編曲:阿保 剛