真璃子「恋、みーつけた」 | へーさんのCD棚~リサイクルマークはエコマーク

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持っているCDの中で、あ、いいなという曲(たぶんアイドルポップスがメインになると思います。)をのんびり書いていこうと思います。

ども。へーさんです。3月が終わります。桜も少しずつ咲き始めています。当初はもう少し早く開花する予報でしたが、今週は肌寒い日が続いていたので、例年に比べて遅いそうです。入学式の頃でも桜が残っているかもしれませんね。そんな所で1656曲目。







真璃子「恋、みーつけた」

画像は収録の『CD選書 ザ・ベスト~真璃シングルコレクション~』




80年代にアイドルとアーティストの中間、くらいの立ち位置で活躍した真璃子さんの2枚目のシングル曲。どうでもいい事を書きますが、この曲のサビ♪恋みつけた 恋かくれんぼ~ だけ印象に残っていて、曲を探した時に富田靖子さんの「恋かくれんぼ」というタイトルを見つけて、この曲だとずっと勘違いしていました。




ゆっくりとしたテンポに、初めての恋にときめく少女の思いを乗せた穏やかな曲です。この夢見がちな感じは西村知美さんとかっぽいですね。「サクラが咲いた」あたりの。と思ったら作者が同じでした。




という事で♪清く正しく生きたいんです~ という歌い出しから始まる、とてもおぼこくて健全な、まさに清く正しい曲です。♪文通なんて微笑ましくて~ とか♪二人っきりになるのよそうね~ とか、どんだけ健全なの、といった感じです。リリースは86年で、すでにおニャン子クラブが♪友達より早くエッチをしたいけど~ (「セーラー服を脱がさないで」)とか歌っていたのですが。ある意味そんなおニャン子へのカウンターを狙っていたのかもしれません。あ、♪ひょっとすると もしかすると これがきっと たぶんそうね~ は薬師丸ひろ子さんの「探偵物語」の発展形ですよね。たぶんきっと(笑)




全体的にふんわりしていてテンポもスローなので、やや単調になりそうな所をサビ前のちょっとひねったメロディを入れて、耳を引く部分を作っています。サビもよく聞くとけっこうキャッチーですね。




歌う真璃子さんは、その後のアーティスト活動を思わせる丁寧でしっかりとしたボーカルで、この曲をしっとりと表現しています。ただ歌詞の主人公が夢見る少女っぽいので、それにしては歌唱が安定しすぎているような気もします。またアイドル歌手としては素っ気なさ過ぎる、とも言えます。ルックスが(アーティスト的な歌手にしては)良すぎたのが逆に損をしたかもしれませんね。




それでもこの曲はスマッシュヒットとなり、その後もコンスタントに曲をリリース、自分で作詞作曲をするようになって徐々にアーティスト色を強めたシンガーとなりました。真璃子さんは結婚を機に引退しましたが、後に離婚(&再婚)、地元の福岡で歌手活動も再開されているそうです。




「恋、みーつけた」真璃子


作詞:松本 隆

作曲:筒美京平

編曲:水谷公生